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「今日はお誕生日です」

2015.10.31

誕生日を迎えた朝、会社のパソコンを立ち上げたらfacebbok上で「おめでとう」のコメントがびっしり!

分からない方のために説明すると、facebookではその日誕生日の「お友達」を丁寧に画面上で知らせてくれるのです。

ちなみに私はfacebookを会社のパソコンのみでチェックしているため、確認できるのは在社している日に限り、1日に数回です。

この日は昼にチェックすると「おめでとう」の数が倍に、そして夜にはさらに倍になっていました。

これに対して「たくさんの『おめでとう』をありがとうございました」で済ませる方も多いですが、私は全員にお礼の返信を出しました。

これはどちらが良い悪いではなくて性格ですね。
私はコメントを下さった方には返信をしなければ気が済まないタイプなもので。

でもですね。
おひとりおひとりに返信を打っていると、その方への思いやその方とご一緒した場面が改めて蘇ってきて、胸に込み上げてくるものがあるのです。

中には「おめでとうございます」たったひとことの方や、お酒のイベント等で一度しか会ったことがない方もいらっしゃいます。
でも、そのような方も含めてご縁を頂いたありがたさを感じることができて、その方を思い浮かべながら返信を打っている自分がいます。

すべての方に返信をし終えるまでに数時間掛かりましたが、心地よい達成感が残っていました。

翌朝facebookをチェックするとさらに新しい「おめでとう」がたくさん届いています。
仕事が空いた時間にしっかりと返信を送らせて頂きます。

バーの愉悦

2015.10.24

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親しい仲間との飲み会がお開きになったあと、帰途につく途中でふと飲み足りなさを感じて、踵(きびす)を返して上田の繁華街へと戻りました。

どこへ行こうかしばし悩んで、馴染みのバーのドアを開けました。

カウンターの片隅に腰を落ち着けてマスターに目配せで挨拶します。
このお店に来る時の私の距離感を分かってくれているので、あれこれ詮索されないのが逆に楽です。

「短めのシガーを下さい。それとマッカランで面白いのがあれば」
マスターはまずはシガーに火を着けて手渡してくれたあと、初めて口を開いて「いいマッカランがあります」

カウンターの外までズラリと並んだ棚から1本の瓶を取り出し、「今のマッカランのスタイルになる前の、オールドスタイルのマッカランの18年です」

まごうことなきマッカラン独特の香り、この香りだけで1時間楽しめます。
そこにシガーを合わせる至福のひととき。
時が静かに流れていきます。

いつの間にか店内は満席です。
ゆっくりとウイスキーを飲みきったあとで、今宵の締めの一杯としてマティーニを注文しました。

いつも使っているブードゥルズ・ジンがタンカレー・ジンに変わっていることを尋ねると、
「ベルモットを変えました。そしてビターズの替わりにこの×××(銘柄を忘れました)を入れています。これはタンカレーだから出来る味なんです」

そう言われて飲んだマティーニは確かにいつもと味が違います。
思わず「ものすごくフレーバーが活きてますね。美味しいです」と感想を述べると、マスターからほほえみが漏れました。

小一時間が過ぎ、そろそろお暇(いとま)する時間です。
「忙しそうなのでお見送りは結構です」と言ってもしっかりとドアまで駆け寄って挨拶してくれるマスター。
今宵も束の間のバーの愉悦を堪能させて頂きました。

長野の酒メッセ2015

2015.10.16

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写真上:安部守一長野県知事による乾杯
写真下:夕方、ピークを迎える会場


恒例の「長野の酒メッセ」がホテルメトロポリタン長野で開催されました。

今年の参加は68蔵。
午後2時からの開場に、今年もどっとお客様が詰め掛けて下さいました。

ここ数年感じるのは県外からのお客様が増えていること。
この日も弊社のブースに真っ先に駆け付けて下さったのは、先月「和田龍登水」の会を開催して下さった東京の飲食店の女将と、同じく東京の飲食店の顔馴染みの男性でした。
えっ、わざわざ長野まで来てくれたの!と、驚きと感激の思いでした。

私自身はこの「長野の酒メッセ」を、新規開拓はもちろんですが、それ以上に、これまでお世話になっている皆様に感謝の気持ちを伝える場と位置付けています。

そういう意味では、弊社のお酒をお取扱い頂いている問屋さん、酒販店さん、飲食店の皆さん、そして日頃からご愛飲頂いているお客様の皆さんと語り合いご挨拶できたひとときは大変有意義でした。

反面、まだまだ当社の名前やお酒は知られていないんだなあと痛感する場面もしばしばでした。
特に会社帰りのお客様が殺到する夕方以降は、お酒を試飲されたあとで「・・・で、あんたはどこの会社?」なんて聞かれるのはしょっちゅう。
「和田龍酒造ってのは和田村(という村があるのです。合併して現在は長和町)にあるのかい?」という質問にもすっかり慣れました。

でもおかげさまで、気が付けば持ち込んだお酒はほぼ空っぽ。
昨年を越える量のお酒を飲んで頂いて、最後のお客様をお見送りするまで、あっという間の楽しい5時間半でした。

ご来場頂いた皆様、そして弊社のブースにお越し頂いた皆様、今年も本当にありがとうございました。

葉っぱバジネス

2015.10.09

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法人会全国大会で徳島へ行ってきました。

徳島って何と光ファイバー普及率が全国1位なんですね。
下手すれば都会よりも使い勝手がいいという。
そんな環境の中、徳島では地域創生モデルが次々に生まれている、というのが、今回の大会式典におけるパネルディスカッションのテーマでした。

パネリストのおひとりが「株式会社いろどり」社長の横石知二氏。
そう、徳島の過疎の町で「葉っぱビジネス」を大成功させた方です。

人口約1700人、しかもその半数が高齢者という徳島県上勝町。
そこへ農協の指導員として派遣された横石さんが、和食の彩りとして添えられる葉っぱ(つまもの)に目を付け、高齢者が採った地元の葉っぱを全国へ販売して年商3億もの企業にまで成長させた話は有名です。

現在では葉っぱを採る高齢者が、受注から在庫管理まで自由にタブレットを操り、中には年収1000万の70歳代もいるというから驚きです。

数々の逆境を乗り越えていく横石社長のトークは面白さ満載でしたが、個人的に注目したのが料亭に通い詰める話。

最初は葉っぱが全く売れず苦しむ中、たまたま食事に行った料亭で葉っぱ(つまもの)について詳しく教えてもらえるという経験をした横石社長は、それから料亭に通い詰めます。

客だったら何でも教えてくれる!
その数、何と1000店以上。
給料のすべてを飲食費に注ぎ込んだため、しばらくは家庭に一切お金を入れられなかったそうです。

でも「身銭を切ってでも徹底的に学ぶ」というこの姿勢は大いに励みになり、そして勉強になりました。

「365日休みなく働いているが毎日が楽しくて仕方がない」と語る横石社長の笑顔は輝きに満ちていました。

ちなみにその夜は徳島市内のお店で新鮮な魚で舌鼓。
いやはや、本当に魚が旨い。
そして徳島の地酒が美味しい。
お皿には、今が旬のすだちと、そして葉っぱが色を添えていました。

信州カンパイFES2015

2015.10.02

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午後7時に信州の地酒でみんに一斉にカンパイ!!!しよう。

「信州カンパイFES」が今年も10月1日「日本酒の日」に開催されました。

私はどこでカンパイしようかな?
悩んでいる矢先に青森の友人から、10月1日は長野市に泊まるとの嬉しい電話。

早速、長野駅からすぐの日本酒専門居酒屋「べじた坊」に予約を入れます。

そして当日、定時より少し前に2人でお店に着くと、すでに満席の店内はすごい熱気に溢れています。

「べじた坊」では毎年、「カンパイFES」の日は敬愛する高沢酒造の高沢さんご夫妻がホストを務められ、この日は奥様の賀代子さんがいらっしゃったのでまずはごあいさつ。

そして午後7時、店内一斉に「カンパイ!!!」のあとは、テーブルに次から次へと一升瓶が回ってきます。
この日はお酒は飲み放題。
リストは以下の通りです。

・豊賀(高沢酒造)
・獺祭
・十四代
・而今
・土佐しらぎく
・町田酒造
・天の戸
・積善
・九郎右衛門

そしてリストにない弊社のお酒がさり気なく回ってきたりして、店主のお気遣いに感謝です。

気が付けば今日初めて会う皆さんとも一気に打ち解けて、いやあ、お酒って素晴らしい。

ちなみにこの日の結果報告です。

★最終登録会場数  262会場 (昨年 183会場)

★最終カンパイ数  4.152人 (昨年 3.002人)

この「信州カンパイFES」を主管された長野県小売酒販連合会青年協議会(県酒青)の宮島会長はじめ会員の皆さん、今宵も素敵なひとときをありがとうございました。

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