1年大変お世話になりました。
今年も「人」という財産に恵まれ続けた1年間でした。
年末年始休業を下記の通り頂きます。
12月31日(水)~1月4日(日)
1月5日(月)から通常営業致します。
来年も引き続きフルスロットルで頑張ります。
信州上田 ほろ酔い社長がつづる日々の記録
1年大変お世話になりました。
今年も「人」という財産に恵まれ続けた1年間でした。
年末年始休業を下記の通り頂きます。
12月31日(水)~1月4日(日)
1月5日(月)から通常営業致します。
来年も引き続きフルスロットルで頑張ります。
活字中毒を自任する私は、どこに行くにも必ず本を持ち歩くのですが、何度も何度も持ち出しては、飽きることなくぼろぼろになるまで読み返している本がいくつかあります。
まずは中上健次。
私がもっとも好きな日本文学作家のひとりで、中でも頻読するのは初期の秋幸三部作といわれる「岬」「枯木灘」「地の果て 至上の時」、そしてエッセイでは「破壊せよとアイラーは言った」あたりでしょうか。
続いて「ゴッドファーザー」。
これは何度もこのブログで書いていますが、小説を読めば映画を観たくなり、映画を観たらまた小説を読みたくなる、それを何度繰り返したか分かりません。
そして今ジャンバーのポケットに突っ込んで持ち歩いているのが「羊たちの沈黙」。
トマス・ハリスは「ブラック・サンデー」も好きなのですが、出色は何といってもハンニバル・レクター・シリーズの「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」。
こちらも小説と映画の行ったり来たりを繰り返し続ける、私にとっては必携の一冊です。
あとは村上春樹の初期三部作「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」そして私が最も好きな「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」。
横溝正史の一連の作品。
あらすじを忘れた頃に読み返す、大沢在昌「新宿鮫」シリーズ。
ノンフィクションでは、元外務省のロシア外交官であり、鈴木宗男とともに逮捕され、その後連作を重ねている佐藤優の一連の作品。
中でも「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」。
挙げ始めましたが、きりがないのでこの辺にします。
ちなみに定期購読しているのは「本の雑誌」「キネマ旬報」「将棋世界」。
週刊誌では「週刊文春」「週刊新潮」「週刊ポスト」そして「ビッグコミック・スピリッツ」「ビッグコミック」「モーニング」。
要は活字だったら何でもいいのです(笑)。
「和田龍 純米生原酒」、おかげさまで大変ご好評を頂いております。
新酒が出るたびに、お取扱い酒販店様には試飲用の見本をお送りして、このお酒でよければぜひご注文くださいと真剣勝負(笑)を挑んでいるのですが、届いた翌日から多くのお褒めのお言葉を頂いております。
9号酵母由来の、レモンやオレンジを思わせる上品な香り。
甘み・旨み・酸がきれいに調和し、素直でバランスの取れた味わい。
「搾りたて」の名に相応しい、フレッシュでみずみずしいお酒です。
昨年は2ヵ月を待たず完売してしまいましたので、今年は増量しての発売です。
ぜひ皆様にご賞味頂ければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。
和田龍 純米搾りたて生原酒
1.8L 3,000円(税別)
720ml 1,900円(税別)
更新が滞っていて申し訳ございません。
まずは新酒の発売のお知らせです。
新酒第一弾「和田龍 純米搾りたて無濾過生原酒」が来週から発売になります。
素晴らしい味わいに仕上がったと思っています。
詳しくはトップページをご覧ください。
さて、今日の話題です。
先日少し時間が空いたので、何でもいいから映画を観ようと思って東宝シネマズ上田をチェックしたのですが、若者向けのアイドル映画とアニメばっかりで食指が動きません。
そこで上田で古くからある映画館、上田映劇をチェックしたところ・・・何と全日通してたった1回だけ、しかも今日これから、フランス映画の名作「シェルブールの雨傘」が上映されるではありませんか。
と、この映画をさも知ったかのような口ぶりですが、実は何も予備知識はなく、唯一知っているのはあの有名なミシェル・ルグランのテーマ曲のみ。
まさかセリフが一切ない全編音楽のみのミュージカルである事も、人生を賭けて愛し合っていたふたりの若者が戦争への出征を機に少しずつすれ違っていくストーリーである事も、まったく知りませんでした。
私を含めてたった5人の館内の最後列に身をうずめて観た本作。
やはりあのテーマが流れると、自然と心が揺さぶられ、涙が滲んでくる自分がいました。
今も心の中で口ずさんでいますが、素晴らしい音楽ですよね。
ラストシーンは、古い映画によくあるように突然映像がブチッと切れて、FINの文字もなく場内が明るくなって、91分の短い映画の旅は終わりました。
頭の中でリフレインし続けるテーマ音楽に酔いしれながら、映画館のすぐそばの喫茶店に入って、コーヒーを傾けつつ映画の余韻を楽しんだ、束の間の午後のひとときでした。
素敵な仲間の集まりに呼ばれました。
遡(さかのぼ)る事、平成22年。
「和田龍登水」が初めて東京へ進出するきっかけを作ってくれた、そのおひとりが、現在は四谷で野菜と日本酒のペアリングで絶大な人気を誇るレストラン「Polyphony(ポリフォニー)」を営む竹口敏樹氏、その人でした。
その竹口さんが9名のお仲間と一緒に上田を訪れ、経営者が変わったばかりの山三酒造を見学した夜の懇親会に、ありがたい事に私にも声が掛かり、設営を任されたのでした。
当日の夜、上田駅前で予約したお店にひと足早く着いて待っていると、すぐに皆さんが到着されました。
ほとんどが知っている顔です。
ポリフォニーでサービスを務める朝日萌里さんをはじめとして、昨年「ポリフォニー」で開催して頂いた「和田龍の会」で出会った皆さん、それ以前にお酒のイベントで出会ったすっかり顔馴染みの仲間たち・・・そして山三酒造の荻原社長。
合計13名で始まった宴会は、次から次へと日本酒と料理が空になり、それに比例して会話のボルテージも一気にヒートアップしていきます。
気が付いたら酔いと勢いに任せて何を話したかよく覚えていないにも関わらず、皆さんの顔と心地良さだけはしっかりと残り、最後は皆さんと固い握手をしながら余韻を楽しんだ、そんな上田の夜のひとときでした。
ホストのはずの荻原社長と私は、逆にご馳走になってしまいました。
竹口さん、そして皆さん、また会いましょうね。
今宵も素敵な時間をありがとうございました。