記事一覧

4年ぶりに龍勢祭

2023.10.10

ファイル 908-1.jpgファイル 908-2.jpgファイル 908-3.jpgファイル 908-4.jpgファイル 908-5.jpg

1・2枚目 竹に括られたロケット「龍勢」を発射台まで移動する和田若連の面々。この場所は一般立入禁止区域です。
3枚目 山の中腹にそびえ立つ「龍勢」発射台。
4枚目 「龍勢」発射の瞬間。大成功。
5枚目 当社の事務所に貼ってある龍勢祭のポスター。


埼玉県秩父市吉田(旧吉田町)。

山々に囲まれた風光明媚なこの町で、4年ぶりに龍勢祭が開催されました。

私は縁あって、約20年前から「和田若連」の一員として、この龍勢祭に正式に参加させて頂いています。

27の流派が、松の木の中に独自の配合で火薬を詰めたロケット「龍勢」を製作し、当日は山の中腹の発射台から15分に一発ずつ、空の彼方に向けて発射します。

無事「龍勢」が打ち上がり、中に詰めたパラシュートが開けば大成功。
満場の観客席から拍手と喝采が上がります。

逆に点火した瞬間、あるいは打ち上がっている途中で無念にも破裂してしまう(ハネる、といいます)「龍勢」も少なくなく、そんな流派は来年の成功を心に誓うのです。

それにしても凄いのは、このお祭り、はるか古来から行われているから許可されているものの、今始めるとしたら「消防法」で絶対に認められないでしょうね。

2か月前から始まるロケット「龍勢」作りは大量の火薬を使うため、秩父市指定の「龍勢製造所」で行われ、許可されたメンバーだけが立ち入りを許されます。

また当日、山の中腹の発射台から打ち上げられるロケットは、どこに飛んでいくか分からないばかりか、途中で暴発の可能性もあり、この日は終日、地元のすべての消防団が周囲で待機し、火の行方を見守ります。
もちろん発射台の近辺には予防線が張られ、許可証替わりの腕章を付けた関係者しか近付けません(私は連の一員なので入れます)。

そして今年の龍勢祭。
私も名を連ねる「和田若連」の「龍勢」は、ここ数年で一番高く打ち上がり、そして頂点で開いた直系7メートルの大きなパラシュートは優雅にゆらゆらと空の下を舞い降りていきました。
その瞬間、連の仲間だけでなく会場一帯から、大きな拍手と歓声とが鳴り響いたのでした。
大成功!

「神田 木花」リニューアルオープン

2023.08.05

ファイル 897-1.jpgファイル 897-2.jpgファイル 897-3.jpg

上:お店の外観(左上の私の指はご容赦ください)
中:カウンターからの眺め(奥が調理長の月山さん)
下:月山さんのお椀。私の大好物(ひと口啜っただけで月山さんのお椀と分かります)


13年前にオープンしたその日から大のお気に入りの和食処、東京は「神田 木花」。

このたび数か月に渡る大工事を経てリニューアルオープンした「神田 木花」に、お祝いの意味も込めて、夕方の新幹線に飛び乗り、日帰りでお伺いして来ました。

お店の前に立つと、まず外観が大きく変わっています。
より洗練され、より凛とした雰囲気の漂う入口から一歩中に足を踏み入れるとオープンキッチンが目の前に広がり、きれいに整頓された調理場で、調理長の月山さんはじめ何人もの料理人が黙々と手を動かし続けています。

私はカウンターの一番隅に腰を落ち着け、口開けの生ビールを頼んでいるところに、社長兼女将の若松さんが登場されました。

挨拶もそこそこに、カウンター以外は全個室となった店内を若松さんに隈なく案内して頂きます。
いやあ、どの部屋も素敵で、ただただ見惚れるばかり。
どの部屋で食事がしたいか考えている自分がいました。

18時を過ぎたあたりからご予約のお客様が次々と来店され、カウンターも含めて、お店はあっという間に一席残らず満席になってしまいました。
圧巻の光景です。

若松さんはじめスタッフの皆さんもフル稼働。
私は邪魔しないよう、「今日のおすすめ」の中からお刺身の盛り合わせと天ぷらをアラカルトで数品頼み、店内の賑わいを肴にゆっくりと杯を重ねました。

そうこうしているうちにあっという間に3時間が経ち、私は締めの「かけそば」を啜りながら、ようやく少し余裕が出始めたスタッフの皆さんと会話を交わします。
久々に見る皆さんの笑顔がこれまたご馳走です。

最後は改めて女将の若松さんに「おめでとうございます」を伝え、帰りの新幹線に乗るべく、まだまだ賑わいが続くお店をあとにしました。

「神田 木花」。
お酒やお料理はもちろんのこと、心のこもったサービス、良質な空間で、素敵なひとときを過ごせること請け合いの和食処です。
ちなみにランチも絶品で、いつもお客様が列を作っています。

https://www.kono-hana.com/

人形町 酒喰洲 (しゅくず)

2023.04.12

ファイル 878-1.jpgファイル 878-2.jpgファイル 878-3.jpgファイル 878-4.jpg

上から
・馬面はぎ肝付き・赤貝刺し
・平目・平目のえんがわ 各2切れ
・白海老のかき揚げ
・酒喰洲会のご案内


所要のため半日の日帰りで東京へ行って来ました。
大切な方と有意義な時間を過ごしたあと、時計を見ると時刻は16:30。

上田へ戻る前に一杯やっていこうと訪れたのは、コロナ禍以来初めてとなる人形町の「酒喰洲(しゅくず)」でした。

絶品の魚料理の数々が楽しめて、天然のお刺身はすべて一切れから注文が出来る、魚介好きには堪らない老舗の海鮮処です。

ちなみにこの「酒喰洲」。
居酒屋評論家(?)の太田和彦さんの行き付けで、BSの「太田和彦のふらり旅 新居酒屋百選」で紹介された際、冒頭から「和田龍登水(とすい)」を取り上げて頂き、大いに感激したものでした。
この日も改めてその時のお礼を述べたところ、店主の櫻井さんは「いや、あれは太田さんが自分から選んで飲んだの」と笑って答えて下さいました。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/757.html

気が付くと店内は満席。
私も、隣に座った新婚1週間の若いご夫妻と話に花が咲き、いつの間にか大盛り上がり。
楽しい余韻に浸りながらお店をあとにしました。

さて、ここでお知らせです。

コロナ禍で中止が続いていた「酒喰洲会」が満を持して今年再開されます。
和田龍酒造も参加させて頂きます。
詳細は「酒喰洲」さんの壁に貼ってあった上のポスターをご参照ください(横向きですみません)。
毎年100名以上が集う、それはそれは楽しい会です。

「さけてりあ べじた坊」オープン

2021.07.10

ファイル 784-1.jpgファイル 784-2.jpg

私が大のお気に入りの長野市の地酒処「べじた坊」。

このたび大幅なリニューアルを施し、「さけてりあ べじた坊」として生まれ変わりました。

早速行って参りました。

まず入口の看板が一新しています。
利き猪口の「蛇の目」のロゴが眩しいです。

そして中に入ると、料理担当の若林さんとお酒担当の石垣さんが笑顔で迎えてくれます。
この温かさはいつになっても不変です。

店内を見渡すとまず目を引くのが、新しく設置された一人用カウンター。
「黙呑みカウンター」と名付けられたこのスペースは、各席にコンセントが設置され、Wi-Fiも完備で、呑みながら仕事もできてしまうという優れものです。
ひとり呑み大好きな私にとっても、この席は大歓迎です。

聞くと、換気機能も思い切った設備投資をされていて、このご時世に安心して呑んで頂こうというおふたりの心意気がビシバシと伝わってきます。

そしてお料理の提供方法も大幅に変わりました。

2~3人前あったポーションを少し小さめの食べやすい1人前に変更し、さらには感染対策とお客様を待たせないという利便性からカフェテリア方式を採用されました。

提供方法は変わっても、野菜を中心とした数々のお料理の美味しさは変わりありません。
この日も4皿をあっという間に空にしてしまいました。

そして「べじた坊」といえば、何といっても地酒のラインナップの豊富さ。
この日も圧巻でした。

私はいつものように45mlのグラスで(スリーサイズから選べるのもありがたいサービスです)、オン・メニューの銘柄、そしてメニューにはない石垣さんおすすめの銘柄を片っ端から堪能しながら、楽しい「べじた坊・ナイト」は過ぎていったのでした。

新装オープンとなった「さけてりあ べじた坊」。
長野市へ行かれた際はぜひ立ち寄ってみてください。
素敵なお酒と美味しいお料理と、そして若林さん・石垣さんのホスピタリティー溢れる心地よいサービスが皆様をお待ちしています。

http://vejinet05.s1.bindsite.jp/

いよいよ解禁

2021.06.12

ファイル 780-1.jpgファイル 780-2.jpgファイル 780-3.jpgファイル 780-4.jpg

上田名物「鮎のつけば」。

千曲川のほとりに建つ小屋で、獲れたての天然鮎のフルコースを堪能できます。

今年も千曲川の鮎の解禁日に合わせて、いよいよ6月26日からオープンです。

私がおすすめの「つけば鯉西」。

初めて訪れた人がまず驚くのが、最初に出される「鮎刺し」です。
鮎の身の上に透き通った刺身が乗って、姿造りの形で供されます。

その後も、鮎の塩焼き、鮎の天ぷら、鮎の田楽・・・まさに鮎尽くしで、千曲川の旬を堪能できること請け合いです。

ちなみに夜も更けた頃になると、名物社長の西澤さんが「ごゆっくり!」といいながら潜水服で千曲川に潜っていきます。
そう、これから鮎の漁を仕掛けるのです。

実はこの「つけば鯉西」、2年前の秋の大型台風で、跡形もなく流されてしまいました。
「もはやこれまでか」という周囲の声をよそに、西澤社長は翌年、つけば小屋を見事に復活させました。
そのバイタリティたるや、ただただ素晴らしいのひとことです。

一番下の写真で遠くに見える赤い橋は、やはりその時の台風で崩落した上田電鉄別所線の鉄橋です。
その時の様子は全国ニュースでも繰り返し流されました。
しかしこちらも多くの支援を得て、今年の3月に見事に復活を果たしました。

鮎のつけば。
我々上田市民が胸を張ってお薦めできる、初夏から秋の上田の風物詩です。
千曲川のせせらぎを聞きながら、鮎と酒とを堪能するひとときは絶品です。
よろしければ足を運んでみてください。

ページ移動