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「神田 木花」リニューアルオープン

2023.08.05

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上:お店の外観(左上の私の指はご容赦ください)
中:カウンターからの眺め(奥が調理長の月山さん)
下:月山さんのお椀。私の大好物(ひと口啜っただけで月山さんのお椀と分かります)


13年前にオープンしたその日から大のお気に入りの和食処、東京は「神田 木花」。

このたび数か月に渡る大工事を経てリニューアルオープンした「神田 木花」に、お祝いの意味も込めて、夕方の新幹線に飛び乗り、日帰りでお伺いして来ました。

お店の前に立つと、まず外観が大きく変わっています。
より洗練され、より凛とした雰囲気の漂う入口から一歩中に足を踏み入れるとオープンキッチンが目の前に広がり、きれいに整頓された調理場で、調理長の月山さんはじめ何人もの料理人が黙々と手を動かし続けています。

私はカウンターの一番隅に腰を落ち着け、口開けの生ビールを頼んでいるところに、社長兼女将の若松さんが登場されました。

挨拶もそこそこに、カウンター以外は全個室となった店内を若松さんに隈なく案内して頂きます。
いやあ、どの部屋も素敵で、ただただ見惚れるばかり。
どの部屋で食事がしたいか考えている自分がいました。

18時を過ぎたあたりからご予約のお客様が次々と来店され、カウンターも含めて、お店はあっという間に一席残らず満席になってしまいました。
圧巻の光景です。

若松さんはじめスタッフの皆さんもフル稼働。
私は邪魔しないよう、「今日のおすすめ」の中からお刺身の盛り合わせと天ぷらをアラカルトで数品頼み、店内の賑わいを肴にゆっくりと杯を重ねました。

そうこうしているうちにあっという間に3時間が経ち、私は締めの「かけそば」を啜りながら、ようやく少し余裕が出始めたスタッフの皆さんと会話を交わします。
久々に見る皆さんの笑顔がこれまたご馳走です。

最後は改めて女将の若松さんに「おめでとうございます」を伝え、帰りの新幹線に乗るべく、まだまだ賑わいが続くお店をあとにしました。

「神田 木花」。
お酒やお料理はもちろんのこと、心のこもったサービス、良質な空間で、素敵なひとときを過ごせること請け合いの和食処です。
ちなみにランチも絶品で、いつもお客様が列を作っています。

https://www.kono-hana.com/

人形町 酒喰洲 (しゅくず)

2023.04.12

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上から
・馬面はぎ肝付き・赤貝刺し
・平目・平目のえんがわ 各2切れ
・白海老のかき揚げ
・酒喰洲会のご案内


所要のため半日の日帰りで東京へ行って来ました。
大切な方と有意義な時間を過ごしたあと、時計を見ると時刻は16:30。

上田へ戻る前に一杯やっていこうと訪れたのは、コロナ禍以来初めてとなる人形町の「酒喰洲(しゅくず)」でした。

絶品の魚料理の数々が楽しめて、天然のお刺身はすべて一切れから注文が出来る、魚介好きには堪らない老舗の海鮮処です。

ちなみにこの「酒喰洲」。
居酒屋評論家(?)の太田和彦さんの行き付けで、BSの「太田和彦のふらり旅 新居酒屋百選」で紹介された際、冒頭から「和田龍登水(とすい)」を取り上げて頂き、大いに感激したものでした。
この日も改めてその時のお礼を述べたところ、店主の櫻井さんは「いや、あれは太田さんが自分から選んで飲んだの」と笑って答えて下さいました。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/757.html

気が付くと店内は満席。
私も、隣に座った新婚1週間の若いご夫妻と話に花が咲き、いつの間にか大盛り上がり。
楽しい余韻に浸りながらお店をあとにしました。

さて、ここでお知らせです。

コロナ禍で中止が続いていた「酒喰洲会」が満を持して今年再開されます。
和田龍酒造も参加させて頂きます。
詳細は「酒喰洲」さんの壁に貼ってあった上のポスターをご参照ください(横向きですみません)。
毎年100名以上が集う、それはそれは楽しい会です。

「さけてりあ べじた坊」オープン

2021.07.10

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私が大のお気に入りの長野市の地酒処「べじた坊」。

このたび大幅なリニューアルを施し、「さけてりあ べじた坊」として生まれ変わりました。

早速行って参りました。

まず入口の看板が一新しています。
利き猪口の「蛇の目」のロゴが眩しいです。

そして中に入ると、料理担当の若林さんとお酒担当の石垣さんが笑顔で迎えてくれます。
この温かさはいつになっても不変です。

店内を見渡すとまず目を引くのが、新しく設置された一人用カウンター。
「黙呑みカウンター」と名付けられたこのスペースは、各席にコンセントが設置され、Wi-Fiも完備で、呑みながら仕事もできてしまうという優れものです。
ひとり呑み大好きな私にとっても、この席は大歓迎です。

聞くと、換気機能も思い切った設備投資をされていて、このご時世に安心して呑んで頂こうというおふたりの心意気がビシバシと伝わってきます。

そしてお料理の提供方法も大幅に変わりました。

2~3人前あったポーションを少し小さめの食べやすい1人前に変更し、さらには感染対策とお客様を待たせないという利便性からカフェテリア方式を採用されました。

提供方法は変わっても、野菜を中心とした数々のお料理の美味しさは変わりありません。
この日も4皿をあっという間に空にしてしまいました。

そして「べじた坊」といえば、何といっても地酒のラインナップの豊富さ。
この日も圧巻でした。

私はいつものように45mlのグラスで(スリーサイズから選べるのもありがたいサービスです)、オン・メニューの銘柄、そしてメニューにはない石垣さんおすすめの銘柄を片っ端から堪能しながら、楽しい「べじた坊・ナイト」は過ぎていったのでした。

新装オープンとなった「さけてりあ べじた坊」。
長野市へ行かれた際はぜひ立ち寄ってみてください。
素敵なお酒と美味しいお料理と、そして若林さん・石垣さんのホスピタリティー溢れる心地よいサービスが皆様をお待ちしています。

http://vejinet05.s1.bindsite.jp/

いよいよ解禁

2021.06.12

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上田名物「鮎のつけば」。

千曲川のほとりに建つ小屋で、獲れたての天然鮎のフルコースを堪能できます。

今年も千曲川の鮎の解禁日に合わせて、いよいよ6月26日からオープンです。

私がおすすめの「つけば鯉西」。

初めて訪れた人がまず驚くのが、最初に出される「鮎刺し」です。
鮎の身の上に透き通った刺身が乗って、姿造りの形で供されます。

その後も、鮎の塩焼き、鮎の天ぷら、鮎の田楽・・・まさに鮎尽くしで、千曲川の旬を堪能できること請け合いです。

ちなみに夜も更けた頃になると、名物社長の西澤さんが「ごゆっくり!」といいながら潜水服で千曲川に潜っていきます。
そう、これから鮎の漁を仕掛けるのです。

実はこの「つけば鯉西」、2年前の秋の大型台風で、跡形もなく流されてしまいました。
「もはやこれまでか」という周囲の声をよそに、西澤社長は翌年、つけば小屋を見事に復活させました。
そのバイタリティたるや、ただただ素晴らしいのひとことです。

一番下の写真で遠くに見える赤い橋は、やはりその時の台風で崩落した上田電鉄別所線の鉄橋です。
その時の様子は全国ニュースでも繰り返し流されました。
しかしこちらも多くの支援を得て、今年の3月に見事に復活を果たしました。

鮎のつけば。
我々上田市民が胸を張ってお薦めできる、初夏から秋の上田の風物詩です。
千曲川のせせらぎを聞きながら、鮎と酒とを堪能するひとときは絶品です。
よろしければ足を運んでみてください。

No.13cafe

2019.07.28

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猛暑の中での東京出張。

午後3時を過ぎた頃、汗だくになりながら向かったのは新宿歌舞伎町。
「健康プラザ ハイジア」4階に素敵なお店があるのです。

「No.13cafe」。

その名の通り、おいしいデザートと共にカフェタイムも過ごせるのですが、実はここは絶品の干物と選りすぐりの地酒が有名な、飲み処の名店なのです。

その証拠に、ここには折に触れ全国の蔵元が顔を出します。
昨日も、私も敬愛する茨木の蔵元が立ち寄よったと、その方のfacebookに載っていました。

さて、店内に入り片隅のテーブルに腰を落ち着けた私は、調理をしている彼の姿を見つけて「ノブさんの手が空いたら声を掛けて頂けますか?」とサービスの女性にお願いします。

待つこと数分、誰が来たのかと訝しながらテーブルまで来てくれたノブさんの驚く顔を見ながら、再会を喜び合います。

ちなみにこのお店の干物をはじめとした酒肴の数々や、地酒の品揃えは、すべてノブさんプロデュース。

でも今は午後3時過ぎ・・・「のぶさん、今日はデザートでもいい?」とお許しを得て選んだのは、スペインはバスク地方のチーズケーキ「バスクケーキ」とアイスコーヒー。

運ばれてきた、この「バスクケーキ」の美味しさといったら。
濃厚なチーズの風味、サックリした外側とトロリとした内側の舌触りの妙味。
そこにホイップクリームを付けると軽快な甘さも加わって、あっという間にお皿は空になりました。
これで600円は安いし、しかも50円追加でチョコレートソースがトッピングてきるそうです。

ノブさんによると、このバスクケーキも酒と合わせられる事を前提にしているそうで、しばらく前も、とある蔵元がこのケーキと合うお酒をマリアージュしていったそうです。

歌舞伎町の喧騒の中、静かなビルの4階に佇む干物と地酒の名店「No.13cafe」(カフェタイムはもちろんデザートとドリンクでもOK)。
よろしければぜひ足を運んでみてください。

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