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ラテアート

2013.10.11

1日の仕事が一段落して、その後の予定が入ってない時は、頭をクールダウンするために帰宅前にコーヒーを飲みに行くことがよくあります。

最近一番足繁く通うのは、車で5分のショッピングモール内にある「スターバックスコーヒー」です。
あまりに頻繁に行くので、ほとんど全てのスタッフの方とお知り合いになってしまいました。

しばらく前まではいつも同じメニューを頼んでいたので、こちらが「イングリッシュブレックファーストティー・ラテ」とひとこと言うと、レジの向こうからスタッフの女性が「ホットでショート。ノンシロップにノンファットミルク。マグカップで、ですね」とニッコリ笑いながら言葉を継いでくれて、それがまた嬉しくもあり照れたりもしていました。

時には「ノンシロップにするのでしたらこちらの『ラベンダーアールグレイティー・ラテ』もお勧めですよ」なんて言われるままにオーダーして、しばらくするとその女の子が「どうでしたか~?」とテーブルまで聞きにきてくれて、「おいしいですよ」と答えた時の彼女の嬉しそうな顔を見て、こちらまで楽しい気持ちになったりもしました。

で、今私がハマっているのが新商品の「フォームド・ドッピオ・エスプレッソ」。
文字通り、濃いエスプレッソのダブル(ドッピオ)にミルクを加えたものです。
これがとても洒落た小ぶりのグラスに入って出てきます。

私がここのスターバックスでこのメニューを頼んだのは2度目ですが、実はこのエスプレッソを頼むとささやかな楽しみが付いてきます。
それは「ラテ・アート」。
2回とも偶然同じ女の子が入れてくれたのですが、テーブルに着いてグラスの表面を見ると、クリームで絵が描かれていたんですよね。

一度目のデザインは「リーフ」でした。
帰り際、彼女に「リーフ、素敵でしたよ」と声を掛けたら嬉しそうに笑ってくれました。
そして2回目は「ハート」。
今度はカウンターで出来立てをすぐに覗いて「ハートですね?」「ハートです」なんて会話をしたりして、何だかそれだけでその一杯のおいしさが倍増した気分になったりしているものですから、単純な男です。

でもこの前、長野駅前のスタバに入って同じものを頼んだら、表面は単なるクリームの泡でラテアートは無かったので、これは個人の技術と裁量に任されているのでしょうか?

いずれにしても次に頼んだ時には何が描かれてくるのか、今から楽しみです。

のっけ丼

2013.10.05

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とある全国大会で青森市へ行ってきました。

まずは同行の皆さんと4人で駅前の市場で昼食。
青森市へ来たのは3度目ですが、久々の訪問で何が驚いたって、市場が立派なビルの地下に移っていたことです。
上の階には青森市立図書館がある真新しいビルの地下に降りると、そこは見慣れたいわゆる海鮮市場。
そのシュールな光景にまずは目を奪われました。

昼食のあと青森市文化会館に移動して、今回の主目的である大会式典に参加。
中でも東レ経営研究所の佐々木常夫特別顧問の講演は、経営者として、そして人生の先達者としての言葉に大いに心を打たれた、大変価値ある1時間半でした。

その後は場所を隣のホテルに移して懇親会です。
全国から参加者を迎えるとあって、会場内は青森の名物料理で溢れかえっていました。
中でも目玉は獲れ立ての大間のマグロの解体ショー(写真)。
これだけの参加者がいる中で自分の食べる分はないだろうと諦めていたところ、とんでもない、赤身・中落ち・中トロそして握り寿司と次から次へとテーブルへ皿が回ってきて、その風味豊かな味わいに大満足。
その後も2次会の割烹で青森の味覚と夜とを満喫してホテルに戻ったのでした。

しかし青森の旨いもの巡りはこれで終わりではありません。
翌朝、午前7時にホテルのロビーに集結した我々一行は、昨日とは別の海鮮市場「古川市場」へ。

まずは市場の片隅の総菜屋のおばちゃんに促されるまま500円分の金券を買い、そのうち100円券を一枚おばちゃんに渡すと、どんぶりいっぱいの白飯を手渡してくれます。
あとはその丼片手に市場じゅうのお店を巡って、金券と交換に新鮮な魚介類を丼に盛ってもらうのです。
これこそが古川市場名物「のっけ丼」です。

金券がなくなったら、あとは現金でもOK。
私はといえば、一切れ100円の分厚いまぐろの赤身を二切れ、200円のウニをスプーンで大さじ1杯、そして300円のいくらをごっそり。
丼の白米はもう見えません。
そして先ほどの総菜屋で100円の春雨サラダを追加し、最後に味噌汁をよそってもらって完成です。
市場の片隅のテーブルで朝からビールとともにかっこむ海鮮丼の旨さといったら。

その後も道端で開かれている野菜や果物の朝市を覗きながら、つかの間の青森の風情を楽しんだのでした。

「俺たちの朝」

2013.10.02

先日出張で上京した折、所要で横須賀まで足を延ばしました。

帰り道、立ち寄ろうかどうしようか悩んだ末に後ろ髪を引かれる思いで断念したのが江ノ島電鉄の極楽寺駅でした。
同世代の方はお分かり頂けれるでしょうが、この駅周辺は私が中学生の時に熱中したテレビドラマ「俺たちの朝」の舞台となった場所です。

オッス(勝野洋)、チューちゃん(小倉一郎)、カーコ(長谷直美)の3人が偶然始める事になった共同生活。
そこに繰り広げられる友情、恋愛、挫折・・・。
トランザムの甘く切ないBGMがこれまた素敵で、毎回私は大粒の涙を流したのでした。

そして長谷直美、決して美人ではなかったけど(すみません!)見る人を魅了して止まないあの笑顔や涙がたまらなく素敵で、私は中学生にして初めてファンレターなるものを出したのもこの時でした。
今思えば来るはずのない返信を首を長くして待っていたりして、若かったよなあ。
最終回で、役者への夢が破れたチューちゃんが、大雨の中でカーコを抱きすくめキスするシーンがどれだけ羨ましかったか(笑)。

そんな訳で、私にとっては今でも勝野洋はオッスであり、テーマ曲を歌っていた松崎しげるは「愛のメモリー」ではなく「俺たちの朝」なのです。

中学生の時に心ときめかせたあの極楽寺という場所を、30年以上経った今訪れたら一体どんな感動が待ち受けているのか、そんな好奇心にちょっぴり駆られた日曜の午後でした。

長野市の酒場にて

2013.09.25

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写真:レストランバー「リビアーモ」のカウンターにて


長野市「べじた坊」。
日本酒と野菜料理をメインとした人気の居酒屋さんです。
先日所要で長野市へ行った折、開店直後の口開けの客で立ち寄りました。

清々しい店内に一歩足を踏み入れると、馴染みのスタッフ、若林さんと石垣さんが暖かく出迎えてくれます。
カウンターのお決まりの席に腰を下ろし、まずはおふたりと日本酒談義。
これが素敵な前菜です。

せっかくだから何種類も飲みたいと思い、小さなお猪口グラスでお任せでお願いすると、出てくる出てくる、日本酒好きにはたまらない垂涎の1本が次から次へとテーブルに並びます。
それを調理担当の若林さんの手ずからのお料理で舌鼓を打つ至福のひとときといったら。

ちなみにこのお店のお料理はひと皿の量がものすごく、味・値段とともにコストパフォーマンス抜群です。
おひとりのお客様は頼み過ぎないように気を付けて下さいね。
この日も、あとからカウンターに座った常連さんからお料理のお裾分けを頂きました。

散々飲んで、さてそろそろお暇(いとま)しようと腰を上げたところ、石垣さんから「これもあるんですが」と、これまた極めて入手困難な東北のお酒がすっとカウンターに出てくる。
ここがこのお店の凄さです。
目を輝かせながら「下さい」というと、締めの一杯という事もあり、少し大きめのグラスになみなみと注いで下さり、またまた日本酒談義に花が咲く、その繰り返し。
身も心も満足してお店をあとにしました。

さて、どうしよう。
上田行きの電車にはまだ少し時間があります。
そう思った瞬間、私の足は長野駅前のレストランバー「リビアーモ」へ向かっておりました。

座り慣れたカウンターの片隅に落ち着き、今日はまずシガーを希望。
シガーを保管するヒュミドールの中から大好きなコヒィーバを選びました。
ちなみにこの日はコヒィーバの「1番」。

これに合うお酒をとオーナーソムリエの坂田氏にお願いして出てきたのはマデラワイン、この一杯とともにくゆらすシガーが堪りません。
そして続いての一杯は、坂田氏大絶賛のスミレリキュール。
オン・ザ・ロックで注いでもらい、口中にフワリと広がる繊細なスミレの香りと味わいに大感激し、すかさずおかわりを所望しました。

そして1時間後、夜も更け、電車に間に合うべくいつものように長野駅まで全力疾走する自分がおりました。

良い酒場は心の疲れを癒すオアシスです。

ハマりました。

2013.09.19

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一番上の写真と一緒に「私は今どこにいるでしょう?」と妻の携帯に送ったら、悩んでいました。
「羽田空港・・・にしては周りが山だし・・・。一体どこ?」

答えは鬼怒川温泉にある東武ワールドスクエアです。
ご存知の通り、世界中の有名な建造物や遺跡のミニチュアが100点以上展示されているアミューズメントパークです。

実は私、ここは初めての訪問だったのですが、すっかりハマッてしまいました。

一番最初に登場する「日本ゾーン」の東京駅(2枚目の写真)と羽田空港だけで、乗り物好きの私はもうメロメロ。
その後も次々と登場する数々のミニチュアのあまりの精巧さに感動するやら舌を巻くやらで、1日いても飽きない思いでした。

まだ未見の方にご紹介したい展示物は数々あるのですが、その中であえて1点選びました。
3枚目の写真、「アジアゾーン」に展示されている中国の故宮です。
何をしているところだと思いますか?

これ、映画「ラストエンペラー」の撮影シーンなんです。
この映画の大ファンである身としては震えるような感動です。
よ~く目を凝らして見ると、4枚目の写真にあるように、無数のミニチュアの中に幼少の溥儀がちゃんといるんですよね。

正直、ミニチュアのテーマパークなんてと舐めていた私の思いは、いい意味で完全に裏切られました。
ここは素晴らしいアミューズメントです。
ところどころにいる隠れキャラを探すのも一興です。

今年の弊社の社員旅行のひとコマでした。

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