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「酢重Indigo」

2023.10.17

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1枚目:「酢重 Indigo」入口
2枚目:凛としたカウンター。この奥に広いテーブル席があります。
3枚目:店舗責任者の島田さん


「酢重ダイニング」。
東京・軽井沢・名古屋に6店舗を構える、和食と地酒のレストランです。

https://www.suju-masayuki.com/

昨年、この「酢重ダイニング」6店舗と信州の酒蔵24蔵とのコラボ企画が、各蔵3ヵ月ごとに1年間にわたって開催されました。

当社は昨年の7月~9月の3か月間、「酢重ダイニング 名古屋JRゲートタワー」店を担当させて頂きました。
その時の様子がこちらです。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/833.html

そして今回、そのコラボ企画第2弾の開催が発表され、当社は来月11月~1月の3ヵ月間、今度は渋谷駅直結の渋谷ストリーム内「酢重 Indigo」にて参加させて頂ける事になりました。

運が良かったのは、どの店舗にどの酒蔵が付くのか、正式に発表されたのが、私が日帰り出張する前日の夜だった事です。

私は早速「酢重 Indigo」への訪問をスケジュールに組み込みました。

この「酢重 Indigo」には、5月の「YOMOYAMA NAGANO 東京」で当社のブースにわざわざお越し頂いた、店舗責任者の島田沙季さんがいらっしゃいます。

その時の島田さんとのご縁を頼りに、緊張を抱えながら渋谷駅を降り立ち、お店を訪問したのは、ランチのお客様が一段落したであろう午後2時30分でした。

スタッフの方に声を掛けてしばらく待つと、奥から笑顔の島田さんが走って来られました。
その時の嬉しさと安心感といったら。

お互い、再会を喜び合いながら、コラボ企画のこと、その他いろいろなよもやま話に、途中から料理長の藤井さんも加わって、花が咲き続けました。

と同時に、ひっきりなしにお客様が出入りする、暖かくも凛とした店内の空気に触れながら、今年はこの「酢重 Indigo」とコラボできる喜びがどんどん湧いてきました。

私は島田さんに再訪を約束して、興奮冷めやらぬままお店をあとにしました。

そんな訳で、令和5年11月1日から令和6年1月31日まで、「酢重 Indigo」では「和田龍登水」全種類がお召し上がり頂けます。

私もひとりの客として再訪を果たした際には、またレポートを挙げたいと思います。

4年ぶりに龍勢祭

2023.10.10

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1・2枚目 竹に括られたロケット「龍勢」を発射台まで移動する和田若連の面々。この場所は一般立入禁止区域です。
3枚目 山の中腹にそびえ立つ「龍勢」発射台。
4枚目 「龍勢」発射の瞬間。大成功。
5枚目 当社の事務所に貼ってある龍勢祭のポスター。


埼玉県秩父市吉田(旧吉田町)。

山々に囲まれた風光明媚なこの町で、4年ぶりに龍勢祭が開催されました。

私は縁あって、約20年前から「和田若連」の一員として、この龍勢祭に正式に参加させて頂いています。

27の流派が、松の木の中に独自の配合で火薬を詰めたロケット「龍勢」を製作し、当日は山の中腹の発射台から15分に一発ずつ、空の彼方に向けて発射します。

無事「龍勢」が打ち上がり、中に詰めたパラシュートが開けば大成功。
満場の観客席から拍手と喝采が上がります。

逆に点火した瞬間、あるいは打ち上がっている途中で無念にも破裂してしまう(ハネる、といいます)「龍勢」も少なくなく、そんな流派は来年の成功を心に誓うのです。

それにしても凄いのは、このお祭り、はるか古来から行われているから許可されているものの、今始めるとしたら「消防法」で絶対に認められないでしょうね。

2か月前から始まるロケット「龍勢」作りは大量の火薬を使うため、秩父市指定の「龍勢製造所」で行われ、許可されたメンバーだけが立ち入りを許されます。

また当日、山の中腹の発射台から打ち上げられるロケットは、どこに飛んでいくか分からないばかりか、途中で暴発の可能性もあり、この日は終日、地元のすべての消防団が周囲で待機し、火の行方を見守ります。
もちろん発射台の近辺には予防線が張られ、許可証替わりの腕章を付けた関係者しか近付けません(私は連の一員なので入れます)。

そして今年の龍勢祭。
私も名を連ねる「和田若連」の「龍勢」は、ここ数年で一番高く打ち上がり、そして頂点で開いた直系7メートルの大きなパラシュートは優雅にゆらゆらと空の下を舞い降りていきました。
その瞬間、連の仲間だけでなく会場一帯から、大きな拍手と歓声とが鳴り響いたのでした。
大成功!

お知らせ

2023.10.07

おかげさまで本年度分の

・和田龍登水(とすい) 美山錦
・和田龍登水(とすい) ひやおろし

は、弊社在庫分は完売致しました。

引き続き、当ホームページ内の「『和田龍登水』取り扱い店」様でお買い求めください。

ご不明な点は弊社まで遠慮なくご一報ください(9:00~17:00/日曜・祝日休)。

日頃から皆様のご愛顧に心よりお礼申し上げます。

うまいものスタンプラリー

2023.10.04

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上田商工会議所が毎年企画する「うまいものスタンプラリー」が今年も始まりました。

上田市内の登録店(たくさんあります)でスタンプを3個または6個集めて応募すると、素敵な景品が当たるこの企画(ハードルの低さも魅力です)。

「『観光列車ろくもん』お食事付ペアチケット」。
別所温泉や鹿教湯温泉の20,000円の宿泊補助券。
その他、豪華景品に含まれて、もちろん参加蔵の地酒も当たります。

さて、その「スタンプラリー」の冊子の巻末に、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんをコーディネーターとしてお招きして、和田龍酒造と味噌蔵の原商店さんが取材を受け、掲載されております。
ぜひ機会があったらお手に取ってご覧ください。

そして今回は、その時の映像も制作され、YouTubeでアップされております。
こちらもお時間がある時にご覧頂けると嬉しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=-M39Y6Om2F0

京極夏彦に埋もれる。

2023.09.28

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今さらながら京極夏彦を貪(むさぼ)り読んでいます。

いつか時間が出来たら読もうと、長い間「積ん読」だった膨大な量の京極夏彦の著書から、デビュー作「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」を何十年ぶりかに引っ張り出して再読したら・・・あまりの面白さにもう止まりません。

折しも先日、京極夏彦の原点である「百鬼夜行」シリーズ17年ぶりの最新作「鵺の碑(ぬえのいしぶみ)」が発売されたばかり。

そんな中で私が今ページをめくっているのは、1995年に発売された「狂骨の夢」です。

京極夏彦の「百鬼夜行」シリーズの特徴のひとつは、何と言ってもその膨大なページ数と本のぶ厚さ。
ノベルスや文庫本だと思って持ち運びを甘く見ていると、カバンに入らず四苦八苦する事となります。
写真の通りです。

読了までの道のりが長く、途中で登場人物の名前を忘れることもしばしばなので、新たな登場人物が現れたページは、その端を折って読み進める癖すら付いています。

ちなみにデビュー作「姑獲鳥の夏」に次いで1995年に刊行された「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」は、その型破りで卓越した面白さが話題を呼んで、当時数々の書評で絶賛された事をよく覚えています。

そして今読んでいる「狂骨の夢」(ネタバレあり!)
舞台が偶然にも信州上田の造り酒屋で、私も良く知る地名も次々と出てくるので、親近感を湧かせながら読んでいたのですが・・・。

このシリーズに共通するクライマックス。
主人公の京極堂による、極めて緻密で妖艶でトリッキーな謎解きが始まると・・・この造り酒屋の大旦那、とんでもねえ奴でした。

長かった「狂骨の夢」の旅も、読了まであと30ページです。
最後のページを閉じる甘美な瞬間をどのように迎えるか、目下のところ思案中です。
まあ美酒に酔いながら、ですかね。

それにしても京極夏彦は同い年。
どのようにしたらこのような凄い文章と小説が書けるのでしょう。

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