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「はとまめ」

2025.08.25

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東京へ出張したとある夕方、向かったのは野方にある居酒屋「はとまめ」でした。

女将の美香さんは、お店を始められる前に偶然当蔵にお立ち寄りになり、「和田龍」を気に入って、開店からずっと使い続けて頂いています。

開店の時にレセプションにお伺いして以来、カウンターだけのアットホームな雰囲気と、美香さんのお人柄と、そして何より美香さんの作るお料理に惚れ込んで、機会があると足を向けています。

この日もほぼ口開けの時間に引き戸を開けると、10席ほどのカウンターは既に半分が埋まり、しかもひと組は顔馴染みのご夫妻です。

暑さでまず頼んだビールはすぐに日本酒に変わり、ご夫妻と盛り上がっていたところに入ってきたのは、これまたよく知る別のご夫妻。

こんな事あるの?とみんなで感激しながら、杯はどんどん進んでいいきます。

ちなみに黒板に書かれた日替わりのおつまみで、この日僕が気に入ったのが「たぬき豆腐」。
豆腐の上に散りばめられた天かすがとにかく美味い!
美香さんに聞いたら、近くにある評判のお店の天かすなのだとか。
思わずお替りしてしまいました。

帰りは野方駅からバスで中野駅に抜けて、そのまま東京駅へ直行。
上田へ向かう新幹線の中ではあっという間に夢の世界に入っていきました。

「和田龍登水(とすい) ひやおろし」

2025.08.19

今年も秋の風物詩「和田龍登水 ひやおろし」を9月9日(火)から発売します。

早めに火入れをして寝かした「和田龍登水」唯一の「生詰酒(一度火入れ)」です。

長野県酒造組合では「重陽の節句」に当たる9月9日を「ひやおろし」解禁日と定めています。

ありがたい事に、この3年は発売日を待たずに酒販店様からのご予約で完売してしまい当社直売店では並べられませんでしたが、今年は増量で準備しています。

最近の「ひやおろし」は、どちらかというと若くて華やかな酒質のものが多いのですが、「和田龍登水 ひやおろし」は、あくまでもひと夏を越した熟成感、円熟味を目指しています。

ぜひ冷やして、常温で、ぬる燗で、秋の味覚と併せてお楽しみください。

当ホームページの「『和田龍登水』お取扱い店」様にてお求め頂けます。

和田龍登水 ひやおろし
1.8L 3,630円(税込)
720ml 2,200円(税込)

お盆休みのお知らせ

2025.08.09

お盆休みのお知らせです。
以下の通りです。

10日(日) 休業
11日(月)山の日 休業
12日(火) 営業
13日(水) 営業
14日(木)~17日(日) 休業

18日(月)より通常営業

皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

お盆明けには、9月9日発売予定の「和田龍登水 ひやおろし」の出荷準備に入ります。

新宿四谷荒木町「信州上田の酒祭り2025」

2025.08.07

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去る日曜日。
昨年に引き続き、今年2回目となる新宿四谷「荒木町 信州上田の酒祭り2025」が開催されました。

四谷三丁目を新宿へ向かって少し歩くと、昔ながらの風情のあるお店や建物が立ち並ぶ一角が現れます。
そこが荒木町です。

その荒木町6店の飲食店に、上田6蔵がひと蔵ずつブースを構え、お客様は共通チケットで6店を回って、各店の選りすぐりのおつまみと地酒を存分に味わえる趣向となっています。

和田龍酒造が出展させて頂いたのは、昨年に引き続き「日本酒バー オールザットジャズ」さん。
その店名に相応しい、洒落てイカした店主の生方さんとは長いお付き合いになります。

開催時間は真夏の真っ昼間の12:00~15:00と16:00~19:00の2部制ですが、今年も大勢のお客様にお越し頂きました。

お出しするお酒は各蔵2種類ということで、当社は軽快でシャープな味わいの「和田龍登水 ひとごこち」と、純米酒のうまみ・ふくらみが存分に活きた「和田龍登水 山恵錦」を出品しました。

ご入店されたほとんどのお客様が、まずは軽快な「ひとごこち」を一杯。

そしてスパイスとも相性抜群の「山恵錦」と一緒に、このお店名物の「スパイスカレー」にご注文が殺到し、カレーは追加で作り直したにも関わらず瞬く間に完売しました(私も頂きましたが、病みつきになる美味さでした)。

その後も「オールザットジャズ」さんの心地よい空気感の中で、たくさんのお客様がお料理とお酒とを堪能されているうちに、あっという間にクローズの時間。

上田6蔵のためにこのような素敵なイベントを開催して頂いた関係者・スポンサーの皆様に感謝しながら、真夏の日曜日はあっという間に過ぎていったのでした。

私のひと皿

2025.07.26

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人生を変えた大好きな一皿を久々に味わってきました。

「レストラン ヴァンサン」の城悦男シェフがつくるコンソメ。

銀座「レカン」でトップシェフを努め、六本木に「レストラン ヴァンサン」をオープンした城シェフ。

創業以来クラシックフレンチのスタイルを守り抜き、彼が作る料理は返ってきた皿のソースがまったく残っていない事から「ソースの城」の異名を今も取り続けています。

かくいう私も、30代で城シェフの料理に出会ってからは、シェフのお人柄もあいまって、とにかくぞっこん。

ワインも含めれば決して安くはないお支払い額とはなりますが、そこは無理してでも至福の一皿を追い求め続けてきました。

そんな中で先日も、長年懇意にしているご夫妻からお誘いを頂き、お伺いする事が出来ました。

王道のクラシックフレンチ。

そしてこの日も出てきました。
伝説のコンソメスープ。

お皿が近づいてくるだけで、香りで分かります。

黄金色に澄んだこの透明なスープを作るために、何日間もの時間と手間暇とを惜しまず作られている事は、最初のひと口を飲んだ瞬間に分かります。

複雑で濃厚で、極限まで抽出されたさまざまな材料の味わいが口中を踊って・・・そして飲み干したそのあとは上質なコラーゲンが唇を覆う、その快感といったら。

味わって大切に飲もうと思いながら、いつも気が付くと空になってしまっている毎回です。

この日のメインは、これも城シェフのスペシャリテ「子羊のパイ包み マリアカラス風」。

しかも付け合わせは、大好物の、今年はこれが最後との事のホワイトアスパラ。

食後の城シェフとの楽しい会話もあいまって、4人での至福の夜は少しずつ、しかしあっという間に更けていくのでした。

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