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ルームチェンジは可能ですか?

2023.09.02

福岡の話題の続きです。

今回福岡で2泊したのは全国チェーンのビジネスホテルでした。
ちなみに同ホテルは、私が住む上田駅温泉口前でも、当市のフラッグシップホテルとして営業しています。

イベント前日の夕方に福岡入りした私は、すぐにホテルでチェックインを済ませて部屋に入りました。
いつものようにまずは窓のブラインドを思い切り開けて窓外の景色を見て・・・次の瞬間、私の目は点になりました。

なんだ!?
この眺めは。

コの字型の内側に位置した私の部屋から見えた景色は、まだ外は明るいというのに光が届かない薄暗い正面の壁と、無機質な非常階段だけ・・・。

暗澹たる気持ちが襲います。
この暗さとこの眺め。
今日から2日間、この景色を見ながら過ごさないとならないのか・・・。

しばし考え抜いた挙句、私はルームチェンジを申し出ようと決めました。
ただし、既に洗面所やタオルも使用し、ベッドの足元に敷いてあったベッドスローも畳んでしまったあとでは、変更してもらえる可能性が低いのは覚悟の上です。

ロビーフロアに降りた私は、フロントの若い男性と女性のスタッフに、以下の通り話し掛けました。

私の部屋の眺めが暗くてひどく、せっかくの福岡なのにこの部屋で2泊は耐えられない。
ついてはルームチェンジをお願いしたい。

私は(格安サイトではなく)貴ホテルの公式ホームページから予約している。
ちなみに貴ホテルチェーンのプラチナメンバーにもなっている。
それなのになぜあえてあの部屋へのアサインなのか?

もし眺めのいい部屋へ移動するために差額が生じるのであれば、喜んでお支払いする。

ただし部屋の備品はいくつか使ってしまっているので、それが理由でルームチェンジが無理であれば諦める。

以上の事を丁重に説明しました。

するとまず女性スタッフから「申し訳ありません。お客様がご予約されたお部屋はすべてあの向きなんです」という説明があり、それと同時に、男性スタッフがすぐに別の部屋を探し始めてくれたのです。

「差額が生じるのであれば喜んでお支払いしますので」

繰り返しそう伝える私の前でパソコンを操作すること数分、男性スタッフはにこやかに顔を上げて、「道路に面した、景色のよい、ワンランク上のツインの部屋が空いています。つきましては2泊で2,000円だけ余計に頂戴してもよろしいでしょうか?」

えっ、2,000円でいいんですか?

でも2,000円という差額以上に驚いたのは、私のわがままなお願いを、嫌な顔ひとつせず笑顔で誠実に対応してくれた上で、私の希望を見事に叶えてくれた、2人のスタッフのホスピタリティです。

大いに感激した私はふたりに何度も何度もお礼を言って新しい部屋に向かいました。

その部屋は、ブラインドを開けると福岡の夕日が煌々と差し込み、眼下には福岡の大通りと人や車の流れが広がる、希望した通りの願望でした。

加えて、バス・トイレはセパレートタイプでとても広く、バスのシャワーはたくさんのジャグジーが付いていて身体を洗い流せる最新のものでした。

その後2日間に渡り、フロントの前を通るたびにその時の男女スタッフと何度も顔を合わせ、そのつど「ありがとう!快適です」と言葉を掛ける毎回でした。

ホテルの神髄は設備などのハードではなく、サービスというソフトにこそある、私のそんな思いを実感させてもらった、素敵な福岡滞在でした。

「ひやおろし」のご案内

2023.08.29

今年も秋の風物詩「ひやおろし」を発売します。

「和田龍登水 ひやおろし」が目指す味わいはズバリ「熟成感」。

1回「火入れ」をした上で、ひと夏を越してじっくりと熟成させました。
その円やかさ、円熟味をぜひご堪能頂ければ嬉しいです。

発売開始は「ひやおろし」長野県一斉発売日に合わせて9月9日(土)です。

なお当社の在庫は、1.8Lはご予約で完売致しました。
当社店頭での1.8Lの販売はございません。
ぜひ当HPの「和田龍登水 お取扱い店」様にてお求めください。
ご不明な点は遠慮なくご一報ください。
(営業時間 9:00~17:00 日曜・祝日休)

和田龍登水 ひやおろし
・1.8L 3,200円 (税込 3,520円)
・720ml 1,600円 (税込 1,760円)

「YOMOYAMA NAGANO 福岡」

2023.08.23

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写真上:ボランティアのKさんと開場を前に。
写真下:長野県酒造組合 宮坂会長の発声で、みんなで「カンパイ!」


「YOMOYAMA NAGANO 福岡」に出展して参りました。

ひとこと、楽しかったです!

初開催の福岡の地で、どのようなお客様がお見えになるのか、そしてお客様は「長野の酒」に何を求めていらっしゃるのか、興味と不安とでいっぱいでしたが、いざ蓋を開けてみると、ご来場頂いたお客様が「長野の酒」に真剣に向き合って下さっている姿を目の当たりにして、胸が熱くなりました。

そして九州全域はもとより、関西・中国地方からのお客様も多くご来場頂いた事にも心打たれて、自然と会話にも熱が入る自分がいました。

今回、当社のブースに付いて下さったボランティアは、写真のKさん。

「ただの日本酒好きです」とおっしゃっていましたが、何の何の!
ブースにお越し下さった酒販店さんとはことごとく顔馴染みで、しかもかなりディープな日本酒をお求めになっている事も、酒販店さんとの会話から垣間見えました。
Kさんご本人は謙遜されていましたが、筋金入りの日本酒通とお見受けしました。

しかもKさんのさり気ないアドバイスのおかげで、酒販店の皆さんとは一歩も二歩も踏み込んだ会話が出来て、どれだけありがたかったか。

Kさんとお知り合いの酒販店さんのおひとりと深く語り合っていたら、その方がKさんに向かって「いい酒蔵に付いたね!」とおっしゃって頂いたひとことには大感激でした。

今回もおひとりおひとりにお酒を注いでお話ししているうちに、あっという間に5時間が経過。
いつものように、長野県酒造組合の宮坂会長(「真澄」蔵元 宮坂醸造(株)社長)による場内一斉カンパイで、賑やかさに満たされていたイベントも無事に幕を閉じました。

ブースにお越し頂いた皆様。
そしてボランティアのKさん。
とても素敵で有意義なひとときを本当にありがとうございました。

夜は博多在住の後輩の案内で、九州の日本酒と味覚とを堪能したことは言うまでもありません。

時刻表の醍醐味

2023.08.13

本日はお盆休み直前という事で、日曜日ですがイレギュラーに営業中です。
おかげさまで多くのお客様にご来店頂き、皆さんとお話ししながら私もたくさんの元気を頂いております。
夕方、少し時間が空いたところで今日のブログを打っています。

さて、8月21日(月)には「YOMOYAMA NAGANO」第3弾が福岡の地で開催されます。
今回は長野県内の約40蔵が出展予定です。

会場はオリエンタルホテル福岡 博多ステーションにて、開催時間は13:00~18:00 (13:00~15:00は酒販店様限定)です。
入場料は3,000円で、イープラスで前売りしています。
福岡近郊の皆様、これを機にぜひ信州のお酒を味わいにお越しください。

ところでその福岡。
私の往復の移動手段が鉄道と答えると、多くの蔵元に驚かれます。

そうですよね。
普通は松本か羽田か名古屋から飛行機です。

が、しかし、そこはそれ。
私は小さい頃から筋金入りの「時刻表マニア」なのです。
福岡までの長距離移動と思った瞬間、鉄道の旅に心が躍り、すぐに時刻表をめくり始める自分がいました。
ルートは、上田→<北陸新幹線>→長野→<特急「しなの」>→名古屋→<東海道・山陽新幹線>→博多、この往復です。

実はこのルートでふたつの割引が使えます。
覚えておいて損はありません。

① 「新幹線と在来線特急の乗継割引」

新幹線と在来線特急とを乗り継ぐ場合、在来線特急の特急券が半額になる。
ただし事前購入が必須。
また、東京・上野・大宮など適用されない駅もあるので注意。

これにより、私の場合、長野―名古屋の特急「しなの」の特急料金が

2,950円→1,470円(往復で3,540円)

の割引となりました。

② 「往復割引乗車券」

片道601キロを越える区間を往復すると、「ゆき」「かえり」の乗車券の運賃がそれぞれ1割引となる。

私の場合、上田―福岡の往復なので、

片道1097.3キロ=13,420円。
片道1割引で往復は1,320円×2=2,640円

の割引となりました。

そして①と②の割引を足すと、何と6,180円の割引です。
車内での飲食費がしっかりと賄えます。
これが時刻表マニアの醍醐味です。

ちなみにそれぞれの新幹線・特急の座席についても、時間を掛けて念入りに決めた事は言うまでもありません。

今回はマニアックになってしまってすみません。

お盆休みのご案内

2023.08.09

猛暑にも関わらず、たくさんの皆様のご来店、誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

今年の8月のお盆休みのお知らせです。
下記の通りとなっています。

11日(金) 休業 山の日
12日(土) 営業
13日(日) 営業
14日(月) 休業
15日(火) 休業
16日(水)  休業

17日(木)以降は通常通り営業致します(9:00~17:00 日曜・祝日休)。

皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

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