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浅田彰登場

2022.03.18

「和田龍登水(とすい)」新酒のご案内です。
「山田錦」「ひとごこち」は4月上旬~中旬。
「山恵錦」「美山錦」は4月下旬の発売を予定しています。
詳細は追っておしらせ致します。
お問い合わせ頂いた皆様、もうしばらくお待ちください。

さて、今日の話題です。

平日夜のBSフジLIVE「プライムニュース」にハマっています。

キャスターの反町理(おさむ・フジテレビ報道局解説委員長)と、その日のテーマに沿ったゲストとの丁々発止のやり取りがあまりに面白くて、思わず画面に釘付けになる毎回です。

特筆すべきは反町理の「聞き上手」っぷりです。
キャスターとして話題を展開しながらも、ゲストが話し始めると自分が話すのをピタッと止めて、時折「なるほど⤴」と彼特有のイントネーションで相槌を打ちながらひたすら耳を傾けます。
そしてゲストを気持ちよく喋らせたあとは是々非々で自分の意見を述べ、次の展開へと繋げていく、その見事なコーディネイトぶりに毎回聞き惚れています。

ゲストとして出演する豪華で多彩な政治家や専門家の顔ぶれも楽しみのひとつです。

数日前は「ウクライナ情勢と世界 プーチンの国家感とは」というタイトルで、批評家の浅田彰(現・京都芸術大学教授)が登場し、大いに感動したところです。

我々の世代は、学生時代に彼の著書「構造と力」「逃走論」を購入して、ニュー・アカデミズムに染まった人も多いのではないでしょうか。
かくいう私もそのひとり・・・と言いたいところですが、私自身はその難解な内容が理解できずに、買ってはみたものの途中で投げ出してしまいました。
でもあの頃はジャック・デリダ、ドゥールーズ、ガタリといった現代思想が時代を熱気で包み込んでいたような気がしています。

そんな浅田彰が延々と展開する自説を、やはりキャスターの反町は「なるほど⤴」「なるほど⤴」と見事な「聞き上手」っぷりで気持ちよく語らせ、結果として浅田彰の魅力をさらに際立たせるという才を発揮したのでした。

毎日見られる訳ではありませんが、この「プライムニュース」と、その直前に放送される30分番組「プライムオンラインTODAY」をチェックすれば、個人的にはその日のニュースは見尽くした感があります。

新酒、もうすぐです。

2022.03.12

「和田龍登水」の新酒ですが、今すくすくとタンクの中で育っています。
リリースまでもう少しお待ちください。
出荷準備が出来次第ご案内させて頂きます。
県内・県外からのたくさんのお問い合わせに心よりお礼申し上げます。

コロナ禍の前のような、リアル・イベントが毎週のように開催される日々が戻ってくる事を切望しています。
皆さんの顔が見たいです。
皆さんとお話しがしたいです。
皆さんに感謝の言葉を直にお伝えしたいです。
そして皆さんと酒を酌み交わしたいです。
あと少し、あと少しと自分を励ましながら、日々を過ごしています。
皆さんとお目に掛かれることを元気の糧として、今日も頑張ります。

床屋さんのこと

2022.03.05

20歳後半から若ハゲが目立つようになり、30歳を過ぎて思い切って坊主頭にしてからずっと丸刈りです。
でもたぶん他の男性より散髪代は掛かっていると思います。
なぜなら2週間に一度、床屋さんに行くからです。
坊主頭は、髪の毛が伸びてくるとかえって中途半端で気持ちが悪いのです。

だったら自分でバリカンを購入して刈ったほうが安上がりじゃないかとよく言われますが、違うんですね。
そこはやっぱり床屋さんの技術と心地良さには勝てないんですよ。

私は物心付いた時から今日まで、会社から歩いて10秒の床屋さんに通い続けていますが、先代も今のご主人も技術はピカイチ。
亡き先代はお弟子さんが何人も独立してお店を構えていますし、ご子息である今のご主人になってからは、相変わらずの人気っぷりから完全予約制になっています。
そして私はといえば、散髪を終えて帰る時に必ず2週間後の予約を入れる毎回です。

18歳から26歳まで東京に約8年住みましたが、盆暮れに帰省するまで我慢してこの床屋さんに行っておりました。
髪の毛が伸び過ぎて、数回だけ東京の近所の床屋さんへ行きましたが、やっぱり何か違うのですね。

東京にいた時に一度だけ美容院なるものに行ったことがあります。
入ってすぐに、あまりにオシャレな空間を見て後悔したのですが、何より驚いたのは洗髪の際に椅子がうしろに倒れたことでした。
えっ、えっ?
洗髪って前に倒れるんじゃないの?
何が起きたのか分からず、呆然と天井を見つめる自分がいました。

さて、今日も仕事が一段落したあと、いつもの床屋さんに行って参ります。
坊主頭とはいってもバリカンではなく、剃刀でしっかりと剃ってもらい、頭だけでなく気持ちもリフレッシュしてきたいと思います。

新宿ピカデリーの思い出

2022.02.26

まずはご案内です。
「和田龍登水(とすい)」の新酒は、第1弾の「山田錦」もしくは「ひとごこち」が3月中旬以降のリリースを予定しています。
詳細が決まりましたらまたご報告致します。
今しばらくお待ちください。
なお昨年分の在庫は、全種類とも数ケースあるいは数本残っています。
また本年度分の「和田龍 純米搾りたて生原酒」の新酒は、当社の在庫は完売しました。
お取扱い店はじめ、ご不明な点は遠慮なくご一報ください。

さて、今日の話題です。

思い出深い映画館はたくさんあります。
そのうちの1館が、今のシネコンになる前の、旧新宿ピカデリー。
東京を代表する巨大な映画館でした。

先日WOWOWで「北斎漫画」が放映されていて、浪人時代に新宿ピカデリーで観たあの日の様子や空気の匂いが、懐かしく蘇ってきました。
当時全盛だった「太陽にほえろ!」の露崎茂が着物姿で若い女の子にいやらしく迫るシーンがあって、「あの山さんがエロい!」と衝撃を受けたことを今でも忘れません。

新宿ピカデリーの大スクリーンで観た中のトップ2はと問われれば「スーパーマン」シリーズと「キリング・フィールド」を挙げます。

「スーパーマン」シリーズは、ジョン・ウイリアムズのあのテーマ曲とともにオープニング・クレジットが流れる冒頭がただただダイナミックでカッコよくて(「スターウォーズ」と同様と言えば伝わるでしょうか)、「今自分は映画館で映画を観ているんだ」という感動に酔いしれる事が出来た毎回でした。

「キリング・フィールド」はオールナイト上映で観ました。
終電が無くなって朝までの時間潰しで入ったはずが、ポルポト政権下での実話をもとに撮られた映像の圧倒的な迫力で眠れなくなるどころか、ラストシーンでは「イマジン」を聴きながら、あまりの衝撃と感動とで椅子に叩きつけられたまま、立てなくなっている自分がいました。

そうそう、あの頃の東京の映画館って、特にロードショー(懐かしい言葉・・・)専門の劇場はどこも共通の匂いがありましたよね。
鼻孔をくすぐる花の芳香剤の香り。
今もしっかり覚えています。
チケットを買って館内に入った瞬間にあの香りを嗅ぐのが大好きでした。
ああ、自分はこれから映画を観るんだなって実感が出来て、心が躍りました。
映画と映画館って、思い出はセットですよね。

※訂正

後日、録画した「北斎漫画」を観たところ、私が新宿ピカデリーで観たのは「ええじゃないか」の間違いであることが判明しました。
観ながら、露崎茂が全然登場しないので訝しく思い、ハッと気が付きました。
同じ江戸時代の実在の人物と出来事を描いた映画ということで、記憶違いをしていました。

齋藤さん、ありがとう。

2022.02.19

昨日2月18日は、地酒界の至宝、「革命君」の齋藤哲雄氏の一周忌でした。

以下は、生前の齋藤さんの新しい店舗を訪ねた日と、齋藤さんの訃報を知った日の当ブログです。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/662.html
https://www.wadaryu.com/blog/archives/770.html

思い起こせば、いつも齋藤さんから電話が掛かってくるのは大抵午後5時過ぎ、齋藤さんが出荷作業を一段落させたあとでした。
齋藤さんは日本酒業界や酒蔵への溢れんばかりの愛情や思いを語り続けて、あっという間に30分~1時間が経過するのが常でした。

私はそんな齋藤さんの語りを聞くのが本当に楽しかった。
そして、私という人間を選んで電話をしてきてくれた、齋藤さんの思いに感動する毎回でした。

齋藤さんの声が、そして笑顔が、今でも鮮明に蘇ってきます。

最後に会ったのは、齋藤さんが亡くなる1年前の春。
上田の若手蔵元4人が集まって、齋藤さんを囲んで飲んだ一晩でした。
大いに語って笑ってしこたま酔って、21時過ぎの新幹線に乗る齋藤さんを、みんなで上田駅の改札まで見送りました。
こちらを振り返って手を振る齋藤さんの姿を今も忘れません。

齋藤さんは今も私の心の中で生き続けています。
何だか涙が溢れてきます。

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