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桜ラベル、期間限定発売

2009.04.04

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「うえだNavi」という雑誌があります。
これは2年前から発行を開始した、発行部数10000部を誇る、上田の情報を詰め込んだフリーペーパー(無料誌)です。
市内の大型スーパーや店舗や飲食店、至るところに置かれ、多くの皆様の目に触れています。

http://www.ueda-navi.jp/

その「うえだNavi」と当社がこのたび手を組んで、オリジナルラベルのお酒を発売しました。
たまたま編集部の目に留まった現役中学生のイラストレーター「あーさん」(4/1から高校生)、彼女が編集部から依頼を受けて、「歴史深き上田の地 和装でオシャレを楽しもう!」をテーマに描き上げたのが写真のデザインです。

当初は「うえだNavi」ファンクラブ用のカードとして使われるはずだったこのデザイン、実はデザインを描いた彼女が私の身内だったこともあり、急遽当社のお酒のラベルとして発売しようという企画が持ち込まれました。

折しも信州屈指の桜の名所「上田城跡公園」は本日4月4日(土)から19日(日)まで「2009上田城千本桜まつり」の真っ最中。
連日多くの観光バスやお花見客で大賑わいを見せています。
それに合わせて「和田龍吟醸生貯蔵酒・桜ラベル」を本日より期間限定で発売致します。

このイラストからイメージされるお酒という事でチョイスした「和田龍吟醸生貯蔵酒」。
春の花々を思わせるかぐわしい香りと、さらりと軽快、フレッシュな味わいの、この時期にふさわしいみずみずしいお酒です。
女性の方や日本酒ビギナーの方でもついもう一杯進んでしまう、爽やかさに溢れたお酒です。

価格は720mlで1,365円。
イトーヨーカドー上田店様、上田市塩尻の原商店様、上田駅前の北村商店様ほか上田市内の酒販店で販売しております。
当HPのアドレスからも受け付けております。
春の香り満開の今日この頃、「お花見での一杯」をぜひ日本酒でいかがですか。

「登水(とすい)」新酒生酒、発売開始

2009.03.28

2/28の当欄でも記した通り、搾ったばかりの「登水(とすい)」を、本年度初めて、季節限定でフレッシュな「生酒」の状態で発売します。

「登水・純米酒」は、純米ならではの生クリームのようなふくよかな香りが漂い、キレある酸と柔らかな旨味とがバランスよく口中に広がります。
また「登水・吟醸酒」は、レモンやライムを思わせる柑橘系の香りが立ち昇り、フルーティで上品な味わいが舌の上で踊ります。
どちらも、それぞれの特徴をはっきりと主張した、飲み飽きしない個性あるお酒に仕上がっています。

〇登水・純米酒      

・使用米:美山錦     
・精米歩合:49%      
・使用酵母:協会901号      
・アルコール度数:17度      
・日本酒度:+4     
・酸 度:1.8      
・アミノ酸度:1.0
・小売価格:1.8L/2625円 720ml/1365円(税込)


 〇登水・吟醸酒

・使用米:山田錦
・精米歩合:59%
・使用酵母:協会901号
・アルコール度数:17度
・日本酒度:+6
・酸 度:1.3
・アミノ酸度:0.9
・小売価格:1.8L/2520円 720ml/1260円(税込)


      
1本からでも全国発送致しますので、ご用命は当HPトップのメールアドレスからどうぞ(送料は別途となります)。

ちなみに今ご紹介した「登水・生酒」のビンの裏ラベルには「平成20BY登水生酒」と表記してありますが、日本酒用語でとかく使われる「BY」とは何のことだかお分かりですか?

これは「Brewery Year」、訳すと「酒造年度」といって、日本酒業界独特の年度の数え方です。
即ち、その年の7月1日から翌年の6月30日までを1酒造年度としています。
これは、お酒の仕込みが最盛期を迎える冬場を中心に設定しているのですね。
ですから、例えば「平成20BY」というと平成20年7月1日~平成21年6月30日までの期間であって、今年(平成21年)の1月以降に出来上がったお酒も、この数え方でいけば「平成20BY」となり、つまりこの冬に出来上がったお酒を意味しています。
「平成20BY」だから1年前の酒・・・ではないんですね。
バリバリの新酒です。お間違いのないよう。

「日本酒で乾杯!」

2009.03.21

「ザガットサーベイ長野版」がこのたび発売になりました。
この「ザガットサーベイ」、世界的なレストラン&ホテルガイドなのですが、片や「ミシュラン」が専門の調査員によってランキングを決めるのに対して、こちらは一般の利用客がネットを介して投票してランキングを決めるという、庶民に根ざしたガイドです。
今回はこの「ザガット」が、日本では「東京版」「関西版」に次いで、初めての地方版として「長野版」を発売したことに意味があります。

ただ、今回記したかったのはこの事ではありません。
先日、この「ザガット長野版」発売に際して、長野県酒造組合を代表して(といえばカッコいいのですが実は頼まれて)、長野県知事を表敬訪問して参りました。
要は、長野県のレストランやホテルが紹介されるに当たって、ぜひ長野県の日本酒も積極的にPRしてほしいという陳情です。

平日の昼過ぎ、県庁の農政課の方々に付き添われて応接室に入った我々を、テレビや新聞等の多くのメディアが待ち構えていました。
そんな中で長野県知事が入場、我々の代表による要望書が読まれたあと和気藹々と歓談は進み、やがて知事からの挨拶となりました。
その挨拶がよかった。

要約すると知事曰く、私はもともと日本酒が大好きだが、知事職になってからはさらに積極的に長野県の日本酒を飲むようにしている。
特に宴会の時は、ビールではなく必ず日本酒で乾杯するのが私の流儀だ。
県庁の目の前にあるホテル(長野市を代表するシティホテルです)で乾杯をする時は、ホテルスタッフが既に心得ていて、乾杯になると黙っていてもビールではなく日本酒が用意されるようになった。
これからも長野の酒を積極的に飲み、そしてPRしていきたい。

本当はもっともっと長かったのですが、挨拶の概略はこんな感じです。

私は県のトップの知事が、我々酒造メーカーの恒常的なスローガンでもある「日本酒で乾杯!」を、行動として実践して頂いているというその姿勢が何よりも嬉しくそして感動致しました。
ともすれば我々蔵元でさえ、その場の雰囲気でビールで乾杯してしまうことが多い中(ちなみに弊社の社長はいつどこでも頑として「日本酒で乾杯」を貫き通しております)、知事が具体的に日本酒推進に一役買っているというそのお言葉に頭を垂れる思いでした。

ちなみに「おとなの週末」という「食」をテーマにした月刊誌があります。
その中に、料理評論家山本益博の「365日食べ歩きマル秘手帳」なるコーナーがあるのですが、今月号の記事で、長野県知事と山本氏が長野県の食材を使ったフェアで対面し、その時に知事が、山本氏が最初に出したフレンチレストランガイド「グルマン」を「愛読していた」と持参した事に感銘を受けた一文が載っていました。
私自身は、知事と直接対面したのは今回が初めてでしたが、そういった行動力やホスピタリティが極めて豊かな方なんだな、率直にそう感じた次第です。

酒粕の効用

2009.03.15

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3月16日付の「日刊ゲンダイ」に「いまが旬 酒粕のソコヂカラ」という記事が掲載されていました。
酒粕は以前から健康食としてよく知られ、その効用はあちこちのメディアで取り上げられていますが、今回の記事ではそれを更に細かく掘り下げて言及しています。

ちなみに酒粕とは、お酒を搾った時にもろみから分離される固形分です。
ですからお酒の成分がたっぷりと詰まっています。
通常、分離されたばかりの酒粕は板状です(「板粕」と呼びます)。
酒造り最盛期の冬から春に掛けては、この板粕が売りに出されます。
またこれらの板粕を槽に詰め、空気を抜くために足でよく踏み込み、初夏までそのまま置いて粕中に残存している酵母の力で自然発酵させ、泥状になった粕を「踏み込み粕」といい、こちらは初夏以降に流通し、主に漬物用に使われます。

さて、その「日刊ゲンダイ」の記事より抜粋します。
「酒粕はアミノ酸をバランスよく含み、ビタミンやミネラルが豊富な点も広く知られていて、その栄養価は”サプリメントにも負けない”といわれるほど」で、「低カロリーの上に、タンパク質、炭水化物、食物繊維、ビタミンB1、B2、B3、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などさまざまなビタミン類やミネラルを含むので、中年族の健康維持に良いのはいうまでもありません」。
「健康効果はこれだけでなく」、「麹には骨の分解を抑制する成分が含まれており、骨粗しょう症にいい。血液サラサラ効果やコレステロール上昇抑制作用も確認されているので動脈硬化防止にもプラス」で、「比較的多く含まれるカリウムには血圧を上昇させない働きがあり、また酒粕はインスリンの急激な上昇を抑えるので糖尿病の食事療法にも役立っています」。
「酒粕、おそるべしではないか。機能性食品を越えるパワー、これが酒粕の底力なのだ」。

清酒、ひいては酒粕を扱う我々蔵元にとっては何とも力強い記述が続きます。
そんな中、私も日頃から酒粕を販売していて一番多い質問がその調理法。
今回の「日刊ゲンダイ」の記事ではその点も取り上げています。
その中から、特に簡単にできる代表的なものを抜粋して紹介致します。

「粕汁…ダシ汁の中に野菜とサケ、酒粕を溶かしていれるだけ。食塩はほとんどいらない。」
「山家(やまが)鍋…ブタ肉、野菜をいっぱい入れた鍋に酒粕とみそ同量を溶かし入れて出来上がり。体が温まる。」 
「漬物…みりん、食塩、酒粕をよく混ぜてキュウリなど野菜を漬ける。1~2日置いて手でぬぐう程度で酒粕も一緒に食べる。ぬか漬けより塩分は少なめだ。」

さあ、今まで酒粕に触れたことがなかった方もぜひ一度お試しになりませんか?

元気処!酒乃生坂屋

2009.03.07

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信州の情報誌「KURA」の今月号で、弊社のお酒を紹介して頂いております。

掲載して頂いたのは「日々是佳酒」というコーナー。
取り上げて頂いたのは今回が2回目で、前回は「登水(登水)純米酒」、そして今回は「和田龍にごり酒」をご紹介頂きました。

聞くところによると毎月のアンケートの集計では常に屈指の人気を誇るこのコーナー、執筆者は長野県千曲市にある酒販店「酒乃生坂屋」店主、若林数矢さんです。

彼は30代後半という私より若い年齢ではありますが、お酒に対する愛情や熱意、情報発信力や行動力、明るく真っ直ぐな人間性、どれをとっても尊敬に値する人物です。
日本酒に限らず焼酎、ワイン、そして最近では梅酒をはじめとした各種リキュールに至るまで、彼が惚れ込み厳選した銘柄の数々を求めて、毎日それこそ日本全国からお客様が来店されています。

そんな若林さんが日頃から目指すのは、造り手の思いを飲み手に余すことなく伝え、その結果ひとりでも多くのファンを増やしていくこと。
当たり前の事のように聞こえますが、彼はそれを日々地道に、そして時には大胆に、着実に実践している素晴らしさがあります。

そんな彼が3月にまたひとつイベントを企画しました。
「信州、本気の蔵元 試飲会」。
飲食店様限定ではありますが、3月24日(火)、長野駅前の南千歳公民館という絶好の立地にて開催されます。
お酒のナビゲーターという意味では一番近い位置でお酒を提供されている飲食店さんを対象に、信州が誇る清酒の数々をご自身の目と舌で改めて確かめて頂き、ぜひその素晴らしさをお客様に伝えて頂きたい、そんな熱い思いのイベントです。
時間は午後1時30分~午後4時30分。
参加費は無料です。
当日は酒乃生坂屋スタッフ5名総出で皆様をお迎えするとの事。
参加ご希望の方はぜひ下記までお問い合わせ下さい。

酒乃生坂屋 千曲市屋代1852-1 TEL 0268-272-0143

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