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長野の酒メッセ in 東京2012

2012.03.07

毎年恒例の「長野の酒メッセ in 東京2012」の詳細が決まりました。

○日時:平成24年5月8日(火)
 ①13:00~16:00 卸売・小売・飲食店の方のみ入場可
 ②16:00~20:00 卸売・小売・飲食店・一般の方

○場所:グランドプリンスホテル高輪 地下1階プリンスルーム

○入場料
 ①卸売・小売・飲食店の方:1,000円(お土産なし)
 ②一般の方:2,500円(先着600名に300ml清酒1本進呈)

※②の方に限り
 ・DM持参の場合:2,000円
 ・ホームページのDMを印刷してご持参の場合:2,000円
 ・和服でご来場の方:オリジナル猪口5個セット進呈

昨年は震災の影響で延期となり、真夏の7月に開催されたにも関わらず大勢のお客様にご来場頂いた「長野の酒メッセ」。
今年も気合いを入れて馳せ参じます。

よろしければ当日のブースで声を掛けて下さいね。
和田龍酒造のブースで汗だくになって説明をしている五分刈り頭の男が私です。

中華料理「四川や」

2012.03.01

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上田市の合同庁舎斜め前に位置する中華料理「四川や」。
私の大のお気に入りの一軒です。
10年以上前にオープンした時から、昼に夜に通い詰めています。

とにかく何を食べてもおいしい。
圧倒的な人気はゴマの風味が香るタンタン麺ですが、辛さの中に香辛料の絶妙な味わいが広がる四川麻婆豆腐をはじめ、グランドメニューのどの一品もハズレがありません。
例えば普通の炒飯なんかも、その火加減や味付けは舌を巻く旨さです。

夜の宴会も、定番コースのすばらしさはもちろんですが、もうひとつお薦めはオーナー兼シェフの山浦さんに、ある程度の好みを伝えてお任せしてしまう事。
それはそれは張り切って、創意工夫に満ちた渾身のひと皿を作ってくれます。
しかもコース料理の量の多さといったら。
五目おこげが出てきてもう満腹、これで締めかと思っていると、さらにそのあと「お米と麺、お好きなものをお作りします」と聞かれて目を白黒させる毎回です。

ちなみにシェフの山浦さんは、あの陳健一の四川飯店出身です。
四川飯店を良く知る友人によると、杏仁豆腐なんかもまさに四川飯店の味そのものなんだそうです。

さて、そんな「四川や」に昨日もランチで行ってきました。
そこで注文外でさり気なく出てきたのが、写真にもある鶏の足を揚げたもの。
実は私は鶏の足をはじめ中華のゲテモノ系も大好きでして、常々オーナーとゲテモノでフルコースをやろうと言っているほど。
コラーゲンたっぷりの足にむしゃぶりつき、数分後には骨だけが皿の上に残されました。

東京のセルリアンタワーホテル東急内にある、今や押しも押されぬ大人気店「szechwan restaurant 陳」の菰田(こもた)料理長と共に四川飯店で腕を磨いた「四川や」の山浦シェフ。
「彼には負けません」と胸を張るその言葉が決して誇張ではない事は、一度「四川や」に足を運んで頂ければ分かると思います。

アルコール発酵の原理

2012.02.25

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写真は本日の「登水(とすい)美山錦」仕込み2日目のもろみの状貌(「ツラ」ともいいます)です。

まだ溶け切っていないお米の中で、泡がプクプクと立っているのが分かりますか?
これはアルコール発酵がしっかりと始まった証拠です。

今、このタンクの中では「糖化」と「発酵」というふたつの変化が同時に起こっています。

①糖化:お米のデンプン→<麹菌が作った酵素が分解>→ブドウ糖

②発酵:ブドウ糖→<酵母が分解>→アルコール・炭酸ガス

つまり写真の泡は、アルコール発酵により、酵母がブドウ糖をアルコールと炭酸ガスに分解した、その炭酸ガスの泡なのです。

このように、「糖化」と「発酵」が同時に行われる形式を「並行複発酵」と呼び、これは日本酒製造の大きな特徴のひとつです。

同じ醸造酒でも、ワインは原料のブドウに最初から糖分が含まれていますので「糖化」は必要なく「発酵」のみが行われます(「単発酵」と呼びます)。
またビールは原料は麦ですので日本酒と同じく「糖化」と「発酵」の両方が行われますが、違うのは「糖化」が終了したあとに「発酵」をさせるという2段階を踏むことです(「単行複発酵」と呼びます)。

写真のもろみもこれから30日以上にわたって厳しい温度管理のもとで、おいしいお酒になるための「糖化」と「発酵」とがバランスよく進行していくのです。

登水(とすい)途中経過

2012.02.21

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まずはご報告です。
本年度分の「純米しぼりたて生原酒」はおかげ様で完売致しました。
お買い求め頂いた皆様に、改めて心より御礼申し上げます。

そして「登水」の仕込みの途中経過です。
「登水・山田錦純米」はもろみで20日目を迎えています(写真上)。
また「登水・美山錦純米吟醸」は本日「添(そえ)仕込み」です(写真下は昨日洗米した「添仕込み用掛米」)。
まだまだ先は長いです。

YMOにぞっこん

2012.02.14

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何を隠そう、私は小さい頃から熱狂的なYMOファンです。
先日片付けをしていたら、段ボールの片隅からYMOグッズが2点出てきました(写真)。

上の写真はYMOが1983年に「散開」(「解散」ではない)した際、CDのプロモで付いてきたバッジです。
この時の散開ライブは、個人的には後世のテクノ史に名を残す名ライブだと今も思っています。
「散開」ツアーの最終日にあたる日本武道館公演は、何と全員が招待ということで、浪人の身でありながら100枚を超す応募ハガキを発送したのを今でも覚えています(ハズれましたが・・・涙)。

そして下の写真はYMO「散開」から10年後、突如として「再生」(再結成)をした際のキャップです。
当時の「ぴあ」に「YMO再生」のライブ広告を見つけた時はあまりの衝撃でしばし言葉が出ませんでした。
この時の東京ドーム公演はアリーナ前方の良席で見ることができたのですが、相変わらず客に媚びる事のない選曲と演奏に往年のYMOらしさを感じ入りながら、3人のサウンドに心を奪われ続けた1時間半でした。

話はそれますが、以前フジテレビで「カルトQ」というクイズ番組がありました。
その日のテーマに沿った極めてカルトな問題を、これまたカルトな一般解答者が答えていくというものですが、ある日解答者募集のテーマのひとつに「YMO」がありました。
すぐさま応募のハガキを出した私に突然フジテレビから電話が掛かってきたのは、とある平日のグデングデンに酔って帰った夜11時近くでした。

「フジテレビですが、カルトQの予選を行いますので明日フジテレビまで来れますか?」
「は?明日ですか・・・」
酔った頭をフル回転して考えましたが、あまりにも急でどう考えても無理です。
悔しさを押し殺して丁重にお断りをしたのですが、なぜよりによっていきなり明日・・・?
しばらく考えて分かりました。
つまり予習をさせないためなんですね。

出場の機会を逃したあまりの悔しさで、放映の際は私も解答者のつもりで一緒になって答えていたのですが、確か90点だった気が・・・まだまだ勉強不足ですね(それでもこの点数ならマニア度としては高いと密かに自負しておりますが)。
ちなみにこの時の優勝は、元電気グループの砂原良徳がさらっていきました。

そんな訳でYMO、私の中ではまだまだ現役です。
今日も車のカーオーディオではアルバム「BGM」と「テクノデリック」(「京城音楽」のカッコよさといったら)、そして散開ライブアルバム「AFTER SERVICE」が鳴り響いているのでした。

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