上田市から車で約1時間、長野市の隣に位置する須坂市、その駅前通りに「丸本酒店」さんはあります。
店主の水本さんは、以前このブログに登場した「酒の春日」さんともども、私がこの業界に入った時からの師匠格の存在です。
師匠といっても私より数歳だけ年上の兄貴分なのですが、その豊富な知識と柔和なお人柄、そして日本酒・ワインなど水本さんならではの独自の商品構成で、県内に留まらず数多くのファンを獲得されていらっしゃいます。
上の写真は、水本さんがお店に入られた直後ですから今から15年以上前でしょうか、何とご自身で設計・製作されたワインセラー。
2枚目の写真は、つい最近完成した、店内に飾ってあるエッフェル塔の模型、実はこれ全部マッチ棒でできています。
このように、店内はお酒のみならず、お人柄が反映された心躍る水本さんワールドが全開です。
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「丸本酒店」さん
文七元結
昨日は、午後3時半の新幹線に飛び乗って東京へ行き、最終の新幹線で上田へ戻ってくるという、東京滞在時間4時間の強行軍でした。
で、どこへ向かったかというと、上野の鈴本演芸場。
そう、都内に4箇所ある寄席のひとつです。
お目当ては「金原亭馬生(きんげんていばしょう)一門会」。
数年前に十一代として名跡を継いだ馬生師匠とは、毎年恒例「和田龍・新酒を味わう会」に続けてご出演頂いてからのご縁で、その艶のある完成された芸に私自身すっかり虜になってしまったのでした。
さて、招待券を握り締めて駆けつけたその「一門会」、お弟子さんたちが立て続けに高座を努めたあと、トリで登場した馬生師匠の演目は人情物の名作「文七元結」。
一時間近くに及ぶ熱演はそれはそれは素晴らしいもので、クライマックスの娘が戻ってくる場面では、落語を聴いて涙が止まらなくなるという初めての経験までしてしまいました。
どの世界でも、一級品は心を豊かにしてくれるものですね。
ぽろり。
ハイチュウ食べてたら歯の詰め物が取れてしまいました。
この暮れの忙しい時期に。
パッケージにはちゃんと「歯科治療材がとれる場合があるのでご注意ください」と明記してありました。
恐るべし、PL法・・・。
「むかしや」さん
上田駅から徒歩5分、大通りからちょっと脇道に入ったところに、居酒屋「むかしや」さんはあります。
ご覧の通り、店内は「むかし」のものだらけ。
看板、映画のポスター、レコードのジャケット、地図、メンコ、旧貨幣・・・ノスタルジックなグッズで溢れていて、それだけで一見の価値あり。
飾ってあるビールの看板を見て、訪れたメーカーの方がウン十万円で売って欲しいと思わず身を乗り出したという逸話もあります。
そしてヒゲのご主人が丹精込めて作る料理、これがまた旨くて安くてボリューム満点。
仲間と行くと、豚キムチ、熱々のコロッケ、馬刺し、煮込み、鳥わさ、今の時期ならカキフライ、例えばこんなメニューをずらりと並べて、いつの間にか気持ちよく酔いどれております。
そうそう、ここの名物「むかし焼き」、どんな料理かは行ってのお楽しみ。