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「そば処 木鶏」

2017.04.07

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とある日曜日、仕事が一段落したところでふと思い立ち、妻を乗せて車を松本市の隣の山形村へ走らせました。

目指す先は「そば処 木鶏(もっけい)」。

お店とご主人の塙(はなわ)さんとの出会いは以下の過去ログの通り。

http://www.wadaryu.com/blog/archives/493.html

今回はその時以来の訪問です。

店内に入った瞬間の凛(りん)とした空気は変わりません。
その向こうで、塙さんが熱心に蕎麦に向かっています。

目が合った瞬間、すぐに分かって下さった時の嬉しさといったら。
心躍らせながらカウンターに陣取ります。

このお店のウリはもちろん蕎麦と、もうひとつが「ギタロウシャモ」。
そのどちらも味わおうと、大もり蕎麦とミニ木鶏丼(親子丼)の両方を欲張って注文。
塙さんの仕事を見ながら出来上がりを待ちます。

やがて届いた十割蕎麦と親子丼。

まずはお勧めに従い、十割蕎麦に塩を振ってひとくち。
お蕎麦の繊細な甘みと旨みとが口の中いっぱいに広がって、思わず「旨い!」

続いて食べた木鶏丼の、プリプリの弾力と噛みしめた時の肉の味わい、そして卵とタレの美味しさに、こちらも「旨い!」

おそばに付いた山葵やそばつゆやそば湯まで堪能し尽くして、器はあっという間に空っぽになりました。
まだまだ食べられるぞ、と思っている横から、妻は追加でデザートを注文。

塙さんや、隣に座ったお客様との楽しい会話もご馳走に加わって、素敵な午餐のひとときは過ぎていくのでした。

ひとつだけ残念だったのは・・・車でなければ目の前の冷蔵庫にズラリと並んだ日本酒が飲みたかった!

「そば処木鶏」。
松本山雅のホームグラウンド「アルウィン」から車で数分の、魂のこもったお蕎麦の名店です。

http://ichigoichienococoro.com/

「税制改正要望」作成

2017.03.31

昨年から上田法人会の税制委員長を務めています。

その税制委員長の一番大きな仕事が、今の時期、来年度に向けた「税制改正要望」を作成すること。
しかしこれが何といっても大仕事なのです。

なにせ「税制改正要望」と言われても、現在の税制すらチンプンカンプンの私。
どこから手をつけていいのかすら最初は分かりません。
ですので、必死に勉強をしたり、有識者の方からレクチャーを受けたりする訳です。

・財政健全化について
・社会保障制度に対する基本的な考え方
・消費税引き上げに伴う対応措置
・法人実効税率のあり方
・中小企業の活性化に資する税制措置
・事業承継制度について
 etc.

こんなテーマを自分なりに理解し咀嚼して文章化するのって、それはそれは大変なことです。
ですが、自分なりに推敲を重ねて、今年も何とか原案を作り上げることが出来ました。
かなりの苦労でしたが、出来上がってみると、現在の税制、ひいては国の財政について少し詳しくなっている自分がいて、ちょっと嬉しい思いです。

この原案はこのあと上田法人会での税制委員会→理事会→総会を経て長野県法人会、そして全国法人会へ提出されます。
途中、皆さんから出される意見やアドバイスをもとに何度も手直しをします。

まだまだ完成稿への道のりは遠いです。

お知らせ

2017.03.27

発売を開始した「和田龍登水 美山錦」と「和田龍登水 ひとごこち」の新酒、おかけさまでご好評を頂いております。

フワリと膨らむジューシーな「美山錦」。
サラリと軽快なフルーティな「ひとごこち」。
個性あふれる一品をぜひお試しください。

なお「和田龍登水 山田錦」は現在タンクの中で日々成長しております。
発売まで今しばらくお待ちください。

なお5月10日(水)は恒例の「長野の酒メッセ in 東京」です。
会場はグランドプリンスホテル高輪。
今年も皆様とお目にかかれることを楽しみにしています。

発酵食、大好き。

2017.03.18

発酵学の権威、東京農大名誉教授 小泉武夫先生の勉強会に行って参りました。

私は小泉先生の大ファン。
いわゆる「クサい食べ物」が大好きな私としては、世界中の発酵食を食べ歩きながら「発酵」の奥深さを紹介する小泉先生の著書に、ついつい食い入るように読み耽ってしまう毎回です。

この日の勉強会は上田市農政課主催だったこともあり、「発酵」によるまちづくりの成功例を前面に押し出した内容だったのですが、そこは小泉先生の独壇場。
ひとたび発酵を語らせると止まらない小泉ワールドを堪能させて頂いたのでした。

ちなみに私がこれまで食べた発酵食品の中で感動したひとつが、紀伊半島突端の新宮市で何度か食べた「なれずし」。

新宮の「なれずし」はサンマを米とともに乳酸発酵させたものですが、中には30年物なんてものもあって、原型を留めていない液状化した「なれずし」をちょぴっと箸につけて舐めると独特の酸味と臭みが口いっぱいに広がって、これを日本酒と一緒に流し込むとめちゃくちゃ旨いのです。
この「なれずし」、私が訪問した新宮の鮨屋は、どのお店にもメニューに載っていて、この地では庶民の味である事が分かります。

あと私が好きなのは、臭いが強烈なウォッシュチーズをあえて賞味期限が切れたあとまで取っておいて、トロットロになったところを常温に戻してさらにトロトロにした上で、表皮の固い部分を外して中身だけを贅沢にスプーンですくって食べる食べ方。
チーズを食べる醍醐味を堪能できるひとときです。

発酵食で一番試してみたいのは、世界一臭い食品として名高い、スウェーデンの塩漬けニシンの缶詰「シュールストレミング」。
発酵で缶自体が膨らみ、「室内で開けるな」という注意書きまであるこの食べ物。
見たことすらありませんが、ぜひ一度体験してみたいものです。
ただし臭いが付くのが怖いので自宅以外で(笑)。

最近のおすすめ

2017.03.11

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最近感動した本を何点か。

まずは漫画から。

卯月妙子「人間仮免中 つづき」。

数年前に発売された「人間仮免中」の続編ですが、これは凄い。

若い頃にはカルトAVにも出演して一躍有名になった筆者が、精神の病と闘いながらも、何十歳も年上の彼氏ボビーさんと日々を懸命に過ごす姿を、極めて明るいタッチで描いた自伝です。

特に、筆者が発作的に歩道橋から飛び降りて九死に一生を得てから(前作「人間仮免中」掲載)、ボビーさんの存在の大きさと生きる喜びとを実感するシーンは、涙なしには読めません。
漫画というジャンルを越えたノンフィクションの傑作です。

続いて蛭子能収「地獄に落ちた教師ども」。
35年ぶりに再販された、今をときめく蛭子さんの処女作です。

私が蛭子能収の存在を知ったのは今から35年前の浪人時代でした。
定期購読していた漫画評論誌「ぱふ」で、蛭子さんは「ガロ」系漫画家としてたびたび登場していて、本書を読んで大いに衝撃を受けたのでした。

当時は、こんなグロでシュールな作品を描いている蛭子能収とは一体どんな奴なんだと思っていたのですが、まさかあんなにいい人だとは(笑)。
先日ビレ・バンに並んでいるのを見つめて即買いでした。

もう一点は新書から、橋本崇載「棋士の一分」。

橋本崇載は将棋界のトップクラスに君臨する若手棋士です。

片や、NHKの放映ではいきなり金髪パーマで登場して度肝を抜いたり、歌舞伎町の片隅で将棋バーを開いたりと、話題に事欠かない名物棋士でもあります。

そんな彼が、ぬるま湯に浸かりきっているプロ将棋界を一刀両断に切り捨てたのが本書です。

何より凄いのは、閉鎖的なプロ将棋界の内幕や、そこに携わった棋士のエピソードを躊躇することなく描写していることです。
そしてそこには、今プロ将棋界が変わらなければ未来はなく、棋界の存続のためならば自分は喜んで捨て駒になるという強い覚悟が伝わってきます。

棋士の新書というと明らかに口述筆記と思われる軽い読み物が多い中、本書は筆者の魂がこもった迫力の一冊です。

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