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神山征二郎監督「ひめゆりの塔」(1995年度版)

2026.02.13

上田に移住されている映画監督、神山征二郎監督から、ご自身がメガホンを取られた「ひめゆりの塔」(1995年度版)のDVDをお借りし、深夜に観始めたところ止まらなくなってしまい、挙句の果てに2日間連続で2回観てしまいました(寝不足です)。

圧巻でした。

中でも私が唸ったポイントは3点。

1点目。
集団劇でありながら、生と死の極限に立った登場人物がひとりひとりしっかりと描かれている事。
主人公の沢口靖子は、これまで観たどの映画やドラマよりもきれいで素晴らしい演技だと個人的には思いました。
そして後藤久美子も、大勢の女生徒のひとりとして演じる中で、決して突出することなく、しかし確実に輝いている、そんな見事な存在感を示していました。

2点目。
この映画を決して悲劇のみにしていないこと。
「ひめゆりの塔」といえば沖縄の戦場で命を落としていった女学生たちの実話ですが、この映画ではその悲しい部分だけにスポットを当てず、生き残った生徒や先生を熱く描くことで、より一層、生と死の重みを観る者に伝えています。

3点目。
これだけ重厚な物語を2時間1分という上映時間にしっかりと収めていること。
最近は3時間越えの映画も当たり前になってきましたが、監督が撮り溜めたフイルムを心を鬼にしてあえてバッサリと切って、観客が身を委ねられる長さにすることも、これまた大切なテクニックだと思うのです。

ちなみに神山監督とは、上田市街のお互いが行きつけの居酒屋で出会い、以降、隣に座ると若輩者の私の映画談議にお付き合い頂く仲です。

隣にいるのが「ハチ公物語」ではその年の邦画興行収入1位を記録し、昨年もメジャーで中山晋平を描いた「シンペイ」を撮った、生粋の映画監督だと思うと、どれだけ酔っても緊張が解けない毎回です。

でもそれ以上に、私の拙い話題や質問に真剣に耳を傾けて下さる監督とお話しできる幸せをいつも感じています。

今日もあのお店のあの席に監督は座られて、飲まれているのでしょうか。

お知らせ

2026.02.05

今日はお知らせです。

「和田龍登水(とすい)」の新酒第一弾「美山錦」の発売を2月20日から開始します。

今年の「和田龍登水」は大きく変わります。

まずすべてのアイテムを「火入れ」します。

昨年までは全量「無濾過生原酒」でしたが、今年はより一層の品質の向上と安定化とを目指して、すべてを「火入れ」する事としました。

そしてアイテムも変更します。

昨年までは4アイテムあった「和田龍登水」。
今年は従来の「美山錦」「ひとごこち」「山恵錦」を大幅に増産・増量し、「山田錦」は廃止します。

なお価格ですが、原料米の高騰により、1.8L・720mlとも200円値上げさせて頂く事をお許しください。

それでは皆様のお求めを心よりお待ち申し上げております。

和田龍登水 美山錦 (精米歩合 55%)
1.8L 3,500円(税込 3,850円)
720mi 2,200円(税込 2,420円)

お知らせ

2026.01.29

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近況報告です。

まず新酒の「和田龍 搾りたて生原酒」ですが、おかげさまで当社の在庫は完売致しました。

ありがたいことに、今年の「搾りたて」は皆様から大変ご好評を頂き、本当に励みになりました。

昨年より増量したのですが、2ヵ月を待たずに在庫が無くなったのは、応援して下さる皆様のおかげです。

引き続き、当HP記載の「和田龍登水お取扱店」様にてお求めください。

また「和田龍登水(とすい) 」の新酒第一弾「美山錦」が、2月中旬頃から発売開始予定です。

今年の「和田龍登水」は大きく変わります。
何がどう変わるかは追ってお知らせ致します。
乞うご期待ください。

写真は、先日初訪問した、2月に「和田龍の会」を開催して頂ける東京大井町の「楽土」さんのお料理です。

「白子ぽん酢」と「あんこうの唐揚げ」で迷っていたら「少しずつ両方作りますよ」とか、「本日のかま焼き」のブリはひとりでは大き過ぎますよね?と尋ねたらわざわざひとり用の小さなかまを探して焼いて下さったりとか、社長と料理長のホスピタリティに感動し続けた、心地良い時間でした。

無二の万年筆

2026.01.21

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私はこう見えて筆まめでして、手紙を書くことは厭わない性格です。

自分のデスクには便箋や封筒や切手がたくさん用意してあって、いつでも手紙をしたためる用意が万端となっています。

そして使用する筆記用具はこれ。

息子がプレゼントしてくれた万年筆です。

ドイツのメーカー「Kaweco(カベコ)」の「LILIPUT(リリプット) ブラス(真鍮)」というモデルです。

私は基本的にはブランド物にはまったく興味がありません。

ただ、この万年筆は息子が厳選してくれた1本であること。
そしてこの万年筆の特徴である、使い込めば使い込むほど素材の真鍮(しんちゅう)が酸化し、経年変化が楽しめて、自分だけの1本に仕上がること。

そんな理由から、手放せない1本となっています。

インクも大量にドイツから取り寄せました。

これからも皆さんに私からの手紙が届いた時は、この万年筆で心を込めて書いたと思ってください。

「さけてりあ◎べじた坊」

2026.01.16

長野市にある日本酒専門居酒屋「さけてりあ◎べじた坊」に行って参りました。

長いお付き合いのこのお店、お伺いするのは数ヵ月ぶりです。

11月に予約の電話をしたところ、店内改装中とのことでした。
今回は満を持しての訪問です。

店内に一歩足を踏み入れた瞬間、以前とはレイアウトも色彩もすっかり一変した、より洗練された「べじた坊」が目の前に広がりました。

このお店の楽しみは、多種多様な地酒やお料理ももちろんですが、一番のご馳走は若林さん・石垣さん、おふたりとの日本酒談義です。

この日もカウンターに腰を落ち着かせた瞬間から、お互いにお酒を提供するのも飲むのも忘れて、造りやお酒の話で花が咲き続けました。

供される地酒は日本酒担当の石垣さんお任せ。

お替りを続けているうちに、調理担当の若林さんもカウンターに出てこられて、会話が一層盛り上がります。

いつもだったら石垣さんとは小説や音楽の話題でも盛り上がるはずなのに、この日は日本酒の話題一辺倒。
それだけこのお店は日本酒に賭ける思いが強い事を改めて実感しました。

いつもだったら一緒に撮る写真も忘れて話し込んで、ほろ酔いでお店を出たら、外は季節外れの雨。

石垣さんに見送られながら、久々に「べじた坊」で過ごした楽しい時間を改めて嚙み締めたのでした。

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