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「上田六蔵揃い踏み!」

2023.07.12

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写真上:懇親会会場
写真下:利き酒会場


先週の土曜日、「上田六蔵揃い踏み!」と称して、文字通り上田の全6蔵が集うイベントが上田東急REIホテルで開催されました。

特筆すべきは、このイベントの主宰者が上田酒造組合ではなく、上田地域の日本酒愛好家が集って結成した「Hana'Sake'」(以下「ハナサケ」)というグループであるということ。

この「ハナサケ」。
上田をはじめ長野県下の蔵元を招いて日本酒の会を定期的に開いており、間違いなく上田地域の日本酒文化の一翼を担う存在です。

そしてこのたび、コロナ禍で数年間開催できなかった「ハナサケ」の会を久々に開くに当たり、代表の大野さんから「上田六蔵揃い踏み」を行いたいとの打診があり、全蔵が全面的な参加と協力を約束したというのが経緯です。

さらに、会の監修と当日の司会は、やはり「ハナサケ」の会で毎回講師を務めている、長野県の地酒のみを扱う「地酒屋宮島」の店主、宮島国彦氏。
地元FMの番組も持つ、業界ではつとに知られた存在です。

聞いたところでは、チケットは瞬く間に完売。
県外からも大勢の参加者がお見えになるとの事。
さらに多くのキャンセル待ちまで出ているという事で、ありがたい思いでいっぱいです。

さて、迎えた当日。

主宰者代表の大野さんと上田酒造組合理事長の信州銘醸・滝澤社長の挨拶のあとは、会場を隣の部屋に移し、まずは参加者による利き酒会です。

岡崎酒造。
沓掛酒造。
信州銘醸。
若林醸造。
和田龍酒造。
そして休眠蔵を新たな経営者が引き継いでこのたび復活を遂げた山三酒造。

この6蔵の「ひとごこち」を使用したお酒を、1回目は銘柄が分かった状態で試飲し、2回目は順番が隠された状態で試飲して、それがどの銘柄かを当てる、いわゆるマッチング形式の利き酒です。

参加者の皆さんが真剣に利き酒をしたあとは、会場を戻していよいよ懇親会です。

乾杯の前に利き酒会の結果が発表され、全問正解は何とたったひとり。
会場からどよめきが湧きます。

そして盛大な乾杯。

今回は6つのテーブルを各蔵元が交替で回る方式で、蔵元との距離をより近く感じて頂こうという意向でしたが、どのテーブルでも会話が次々とヒートアップし、制限時間の10分間が瞬時に過ぎ去った思いでした。

クライマックスは、各蔵の前掛けを賭けたジャンケン大会です。
壇上の蔵元ひとりひとりとジャンケンをしながら、ここでも悲喜こもごものドラマが生まれ、大盛り上がりのままタイムアップ。
心地良い余韻を残して、会はお開きとなりました。

会場をあとにするお客様を蔵元全員でお見送りしながら、今日お越し頂いた皆様、そしてこのイベントを開催して下さった「ハナサケ」の皆様に改めて感謝の思いを新たにした、そんな夏の一夜でした。

今年もいよいよ「つけば小屋」

2023.06.29

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写真
「鮎のフルコース」の一部抜粋。
① 鮎刺し
② 鮎の塩焼き
③ 鮎の田楽
④ 鮎の天ぷら
⑤ その「フルコース」を楽しむ私たち


上田の夏の風物詩「つけば小屋」に、県外からのお客様をお連れして、今年も初訪問しました。

「つけば小屋」。
千曲川のほとりに、鮎漁が解禁されると同時にオープンする小屋で(今年は6月24日)、再び禁漁となる10月まで、獲れたての鮎のフルコースを存分に堪能できる、この地方ならではの食の名物です。

この日も千曲川のせせらぎを真横で聞きながら、ドライバーの私以外は全員お酒を堪能しつつ、獲れたての鮎の一品一品に舌鼓を打ったのでした。

昼間の12時から始まった会食は、お酒も会話も延々と弾み、私が一旦仕事に戻らければならない15時になっても宴は続いたのでした。

ちなみにこの時の模様は、ちょうど取材に来ていた長野朝日放送の夕方のニュースで放送されました。

そして夕方、早々に仕事を一段落させ、河岸を変えて飲み続けている客人たちに合流した私が、追いつけ追い越せとばかりに盃を傾け続けたのは言うまでもありません。

「酒喰洲会」

2023.06.20

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写真上:会場のプラザマーム入口
写真中:開宴直前の会場。手前には酒喰洲から持ち込んだお料理が盛られ、両端に蔵元、奥にお客様がスタンバイ。
写真下:宴もたけなわ。バンドを従えての桜井社長の熱唱。


前回のブログで書いた「polyphony」での楽しかった宴(うたげ)の4日後の土曜日。

東京人形町の老舗海鮮酒場「酒喰洲(しゅくず)」が主催する「酒喰洲会」が4年ぶりに開催され、嬉しい事に今年もお声掛けを頂きました。

当ブログでの過去の「酒喰洲」に関する投稿です。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/757.html

https://www.wadaryu.com/blog/archives/878.html

今回の会場は「酒喰洲」から歩いて数分、明治座のほぼ隣に位置するイベントホール「プラザマーム」。
そのワンフロアを借り切って行われました。

コロナ禍以降、日時と会場が決まっても中止を余儀なくされてきた「酒喰洲会」ですが、今年は満を持しての再開とあって、桜井社長も気合満々です。

お料理はあらかじめ「酒喰洲」で用意されたものが持ち込まれ、開宴前のスタッフの皆さんは盛り付けに余念がありません。

本日ご来場いただくお客様は約120名。
皆さん「酒喰洲」の熱烈なファンです。
そして全国から7つの酒蔵と、サッポロビールさんとが集い、皆さんにお酒をお振る舞いします。

15:30。
桜井社長のご挨拶と乾杯のご発声のあと、いよいよ開宴です。

私のテーブルにも顔馴染みのお客様、初めてのお客様、次々にお越し頂いては、お酒を注ぎながら楽しい会話で盛り上がります。

そして私の両隣の相良酒造さん・東飯田酒造さんはじめ、参加された酒蔵の皆さんとの久々の再会にも気持ちが弾みます。

宴もたけなわ、フルバンドによる演奏に、桜井社長の絶品のボーカルが加わり、会場のボルテージは一気に上がります。

たくさん用意された料理もすべて無くなり、「和田龍登水」の瓶も全部カラになる頃、会がお開きとなったのは4時間半が経った20:00でした。
えっ、もうそんなに経ったの?

名残惜しそうに帰途に着かれるお客様をお見送りしながら、4年ぶりにこの「酒喰洲会」に身を置くことが出来た嬉しさを噛み締めたのでした。

四谷「polyphony」

2023.06.14

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写真一番下:竹口さんとスタッフの朝日萌里さん


東京四谷の閑静な住宅街の一角。
野菜料理&日本酒・日本ワインペアリングの店「polyphony」で「和田龍登水の会」を開催して頂きました。

このお店のオーナー兼シェフは、何を隠そう、四谷三丁目のあの「酒徒庵」「鎮守の森」で数々の伝説を作ってきた竹口敏樹さん、その人です。

その竹口さんから突如深夜に電話が掛かってきたのは昨年の秋でした。

開口一番、「今飲んでいる『和田龍登水ひやおろし』が抜群に美味しい!これは何としてでも直接伝えなければと思って、深夜だけど電話しちゃいました!」と語る竹口さんの言葉に感極まる私でした。

そして半年経った今年の3月。
竹口さんから再度の連絡があり「うちで会をやって頂けませんか?」という驚愕のお誘いが・・・。
もちろんすぐに快諾したのは言うまでもありません。

そして昨夜。

10名のお客様に囲まれて会はスタートしました。

竹口さんが腕をふるった野菜料理に合わせて、「和田龍登水」新酒はもちろんのこと、「和田龍登水」ヴィンテージ品、通常の「和田龍」ブランド各種、そして非売品の隠しアイテム等が次々に抜栓されていきます。

そしてお料理のサプライズは何と、上田名物「美味(おい)だれ焼鳥」。
たっぷりのにんにくにすりおろした果物を加えトロッと仕上げた独特のタレを、各種焼鳥にたっぷりかけて食べる、上田市民のソウルフードです。

でもここは野菜専門のお店ではなかったの?
そこが竹口さんのホスピタリティであり、愛情であり、茶目っ気です。

ほろ酔い気分で皆さんとの楽しい会話に大いに花が咲き、気が付くと時刻は23時前。
竹口さんのご挨拶で一旦お開きになったものの、楽しい余韻を引きずって皆さんなかなか帰途に着かれず、私がお店をあとにしたのは深夜零時でした。

竹口さん、貴重な機会をありがとうございました。
今宵もまた皆様とともに、忘れ得ぬひとときとなりました。

https://www.polyohony2021.com/

ご報告とお詫び

2023.06.12

埼玉県在住のご常連のお客様から、「当ブログで『和田龍登水 山恵錦』は5月下旬発売予定と書いてあったが、発売日はいつでしょう?」というお問い合わせがありました。

大変失礼致しました。
私の記載漏れをお詫び致します。

今年度「和田龍登水」の新酒のトリを飾る「山恵錦(さんけいにしき)」は、5月22日より発売を開始しております。

甘と酸とが心地よく前面に出た、ふっくらとボリューム感のある旨口の味わいに仕上がっております。
ぜひご賞味頂ければ嬉しいです。

当ホームページ内の「和田龍登水」お取扱い店様でお求めください。
ご不明な点は和田龍酒造までお問い合わせください(日・祝日休)。

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