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お詫びとご報告

2024.03.02

今回はお詫びとご報告です。

ご来店頂く皆様、大変申し訳ございません。
今現在、店内にほとんどお酒がありません。
(レギュラー純米酒・特別純米酒・純米生酒・純米大吟醸等、数アイテムは在庫がございます。)

昨年度の4BYのお酒は「和田龍登水」をはじめして、ほとんどが完売してしまい、新酒第一弾の5BYの「搾りたて生原酒」もありがたい事にあっという間に無くなってしまいました。

今、鋭意、5BYの新酒を世に出すべく、連日蔵作業に勤しんでいるところです。

皆様、もう少しお待ちください。

3月下旬から、新酒の「和田龍登水」が、まず「美山錦」から順次発売開始の予定です。

並行して、その他の火入れ酒も新酒の出荷を開始致します。

それでもいいから、在庫が数アイテムしか無くてもお越し下さるという皆様。
ありがとうございます。
いつもと同様に、社員一同、心を込めて接客させて頂きます。

店内の在庫が少ない中でも、行って良かったと実感して頂けるよう、引き続き頑張ります。

旧軽井沢のお気に入り

2024.02.24

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所用があり、日曜日の午後、旧軽井沢まで足を延ばしました。

そして旧軽井沢まで行くと必ず立ち寄るのは、旧軽通りの一番奥に位置する、何十年来も通い続ける「茜屋珈琲店」です。
このブログにもたびたび登場しています。

懐かしい思い出があります。

今から20年ほど前。
12月25日を過ぎても、まだ家族の年賀状のデザインすら決まっていなかった年の瀬でした。

どんな写真にしようとさんざん思案した挙句、ふと頭に浮かんだのが「茜屋珈琲店」の店内でした。

思い立ったが吉日。
そのまま妻と当時まだ小学生だった子供たちを車に乗せて、旧軽井沢に直行。
そして「茜屋珈琲店」のドアを開けるや否や、オーナーの大谷さんご夫妻にこう頼み込みました。
「年賀状用に、大好きなこのお店の店内で家族写真を撮らせてください!」
すぐにご快諾を頂き、大谷さんに撮って頂いた1枚は、自画自賛ではありますが、それはそれは素敵な写真として年賀状を飾る事が出来ました。

そして今回。

2月にしては暖かな日差しが降り注ぐ旧軽通りを抜けて、趣のある「茜屋珈琲店」の木戸を開けると、長い長い1枚カウンターの奥で、いつものように大谷さんご夫妻が「やあ、いらっしゃい!」と笑顔で迎えてくれたのでした。

それにしても、このカウンターで、数多(あまた)の中から大谷さんが選んでくれたティーカップで、丁寧に注がれたコーヒーを飲む瞬間の、何と落ち着くことか。

今回チョイスして下さったカップは、横浜のホテルニューグランドで使われた大倉陶園の復刻版との事。
なるほど、ソーサーにカモメが飛んでいます。

大谷さんご夫妻との会話を楽しみながら2杯目を注文します。

途中、20名近くの台湾からのインバウンドのお客様(彼らもこのお店の馴染みとの事です)と大谷さんとのお話をBGMにしながら、時間はゆったりと過ぎていきます。

2杯目を飲み干したところで、さて、お勘定です。
私にとって軽井沢にこのような素敵な居場所がある事へのお礼を述べて、名残惜しいですがお店をあとにしました。

そして時刻はまだ黄昏時。
さあ、このあとは「ひとり晩酌」タイムです。

その足で、旧軽井沢のロータリー横の、大好きな「酢重ダイニング」にINして、お酒と肴に舌鼓。
続いて真隣にある「川上庵」でお酒と一緒にお蕎麦を手繰って、お腹も心も満杯です!

締めは向かいの「SAWAMURA」でお土産のパンを買って、寒風吹きすさぶ夜の街を、軽井沢駅まで千鳥足で歩いて帰ったのでした。

ご報告

2024.02.17

ご報告です。

昨年度(4BY)分の「和田龍登水」ですが、当社在庫分は全アイテム完売しました。
皆様のご愛顧に心よりお礼申し上げます。

また新酒(5BY)の「和田龍 搾りたて生原酒」も、当社在庫分は完売しております。

どちらも引き続き、当ホームページ内の「『和田龍登水』お取扱い店」様にてお求めください。

そして「和田龍登水」の新酒ですが、年が明けて、順次仕込みが始まっています。
既に仕込みが始まっているタンクからは、醪がピチピチと産声を上げています。
3月中旬頃から「美山錦」をトップバッターとして順次発売の予定です。
詳細は改めてご案内申し上げます。

皆さんに美味しいお酒を召し上がって頂けるよう、これからも頑張ります!

叡王戦「未届け人」

2024.02.10

将棋の八大タイトルのひとつに「叡王(えいおう)戦」があります。

それまで七大タイトルだった将棋界に、2017年から新たに加わった、出来立てほやほやのタイトル戦です。

現在の「叡王」は、もちろん八大タイトルすべてを保持する藤井聡太先生です。

で、この叡王戦。
実はとてもユニークなシステムがあります。

それは観戦の「未届け人」制度。

これは「未届け人」に選ばれたファン1名だけが、至れり尽くせりのサービスのもとで対局を観戦できる制度です。

ホームページからその概要を要約してみます。

1.対局開始時・終局時に、対局場にて対局に立ち会うことが出来ます。

2.棋士・女流棋士各1名が「未届け人」をアテンドし、生解説・指導対局・質疑応答をしてくれます。

3.対局場の将棋会館や周辺をアテンドの棋士・女流棋士が案内してくれます。

4.将棋会館で普段棋士が食べる将棋めしがチョイスできます。

5.両対局者、アテンドの棋士・女流棋士、羽生善治会長の揮毫色紙と当日の写真がプレゼントされます。

以上は決勝トーナメント1回戦から挑戦者決定戦までの特典となります。

ここからさらに「叡王 vs 挑戦者」のタイトル戦5番勝負になると次の特典が加わります。

・対局前日に行われる「検分」に同席。

・対局前日・当日の宿泊付き。

・対局者と同じ昼食・おやつを用意。
ちなみにおやつはここでしか手に入らない、スポンサーの不二家のお菓子詰め合わせで、棋士やマニア垂涎の一品となっています。

・対局後の夕食会に、両対局者やアテンド棋士・女流棋士と一緒に参加。

・対局で使用された駒(対局者の揮毫入り)をプレゼント。

ね、すごいでしょ?
将棋ファンなら眩暈がするような特典づくしです。

さて、問題はお値段です。
では発表します。

決勝トーナメント
・1回戦 30万円
・2回戦 35万円
・準決勝 40万円
・挑戦者決勝戦 50万円

そして叡王戦5番勝負の1局ごとの「未届け人」のお値段は・・・

250万円!

です。

でもこの特典が付くのであれば、このお値段も決して高くはないと個人的には思えてしまうのがファン心理です。

なお、アテンドする棋士と女流棋士は、予定が合えば「未届け人」の希望も聞いてくれるそうです。

私なら第一候補は、著書をすべて網羅しているほど大ファンの先崎学先生と、先崎先生のマブダチの室谷由紀先生、もしくは個人的に大ファンの鈴木環奈先生かな。

酒と肴に舌鼓

2024.02.03

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疲れた気持ちを少しでも解きほぐそうと、久々に再訪した居酒屋で、秀逸な肴に出会いました。

この日、頼んだのは写真の3品。

・真いわしの塩焼き
・そいの煮つけ
・牛肉豆腐

まず「真いわし」。
串に刺さって丁寧に焼かれており、調理場からも「いわしは焼き過ぎるなよ!」と声が飛んでいて、期待に胸が弾みます。
そして出てきた瞬間に目の前の板長から「かぶりついてください!」と言われた通り、アツアツをガブリと噛り付いたところ・・・。
これが旨いのなんの。
こんなに美味しいいわしの塩焼き、本当に久々です。

キレの良さが抜群の「本金」の「太一」をちびちびとやりながら、骨だけを残してきれいに平らげさせて頂きました。

次に、板長がお勧めと声を掛けていた「そいの煮付け」。
これがまた秀逸でした。
身は新鮮でプリプリ。
そして味付けが見事としか言いようのない煮汁が、そいだけでなく、付け合わせの野菜や豆腐にも染み込んでいていて、身も心も温まります。

ここに合わせたのは「高天」の熱燗。
煮付けの味わいとあいまって、くぴくぴと飲み干してしまいました。

そして3品目は、やはり板長お勧めの「牛肉豆腐」。
肉系は何にしようか散々悩んだ末に、板長の「おいしいですよ!」のひとことで決めました。
出てきたお皿の脇には半熟卵が添えられて(上に乗っかっていないところがこれまた良い)、飴色に照り輝いたお肉と豆腐、そして玉ねぎや牛蒡の上品な甘みや旨味が口の中いっぱいに広がります。

ここでのお酒は「茜さす ヌヴォー無濾過生」。
土屋さんならではのフルーティかつ繊細な味わいを、ひとくちひとくちゆっくりと堪能させて頂きました。

ここでお勘定。

お店を出る時に、店長が「ありがとうございました」の挨拶とともに手渡して下さった、ビニールに入ったまま既にホカホカと温められていた使い捨てカイロに、このお店のホスピタリティを改めて感じながら、心地良く帰途に着いた2月の夜でした。

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