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せきれい橋 川上庵

2022.06.24

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快晴の日曜日。
午後がフリーとなったので、妻とどこかへランチに行こうと、とりあえず車を出し、辿り着いた先は軽井沢星野温泉の敷地内にある「ハルニレテラス」。

https://www.hoshino-area.jp/shop

ランチで目指すは大好きな蕎麦処「せきれい橋 川上庵」。
初夏の軽井沢、やはり行列が出来ています。
でも回転は意外と速くて、30分も待たずに店内に腰を落ち着けることが出来ました。

妻ともども頼んだのは、「川上庵」といったらこれでしょ、の「天せいろ」。
写真でお分かりのように大ぶりの海老の天ぷらが、<上>は2尾、<並>は1尾付きます。

ちなみにこの海老の天ぷら。
以前、広島県の蔵元を数名ご案内した時に「地元で食べる海老の天ぷらより美味い!」と皆が絶賛した逸品なのです。

香り高いお蕎麦を手繰りながら、海老と季節の野菜の天ぷらを味わう。
うわ~、酒が飲みたい。
ちなみにこの「川上庵」、飲み手の心をくすぐる蕎麦前や酒肴も充実していて、前回ひとりでお伺いした4月下旬は、昼間から日本酒三昧で、蕎麦屋のひとり酒を堪能しました。

そしてこの日のデザートはお手製の「わらび餅」。
黒蜜をたっぷりかけて味わいます。

親しくして頂いてる店長の眞倉さんともお話しができて、お腹も心も満腹でお店をあとにしました。

そのあとも雑貨屋さんを回ったり、喫茶でコーヒーを飲んだり、夕食用のパンやデリを購入したりと、久々にゆったりとした気持ちで休養を取れた初夏の半日でした。

酢重ダイニング名古屋 弾丸訪問

2022.06.18

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1枚目 4時間飲んだあと、帰り際に撮って頂いた1枚

2枚目 素敵なデコレーションや「和田龍登水」のボトルが店内のあちらこちらに見られます。

3枚目 おしゃれで居心地よく、12階からの願望抜群の店内

4枚目 素敵にご紹介して下さって、感謝の気持ちでいっぱいのメニュー

5枚目 企画担当の永谷さん。この方との電話でのやり取りが楽しくて、名古屋までお伺いしようと即決しました。


久々に名古屋まで行って参りました。
目的は「酢重ダイニング 名古屋JRゲートタワー店」訪問です。
このたび「和田龍登水」とのコラボ企画が始まったのです。

この企画に当たっては名古屋店店長の菅原さん・企画担当の永谷さんに大変お世話になっています。
そして実際にお伺いして、皆様がこの企画に注いで頂いている熱い思いをそこここに感じ取り、感謝と感動の気持ちでいっぱいになりました。

上田を10時30分に出発し、午後2時にお店について、飲んで食べてお店の皆様と話をして、午後6時30分にはお店をあとにして帰途につく、そんな慌ただしいスケジュールでしたが、お伺いして良かったと心から思える、とても素敵で充実したひとときでした。

もうひとり。
この企画でご尽力頂いた酒舗清水屋の小山社長にも深くお礼申し上げます。

https://www.suju-masayuki.com/shops/nagoya.php

「純米 辛口」新発売

2022.06.11

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このたび新商品の発売を開始しました。

「和田龍 純米 辛口」
「純米 辛口 真田太平記」
(お酒は一緒でラベル違いとなります)

これを機に従来の「本醸造」は終売とし、当社のお酒は普通酒をはじめオール純米酒となります。

新しい「純米 辛口」はその名の通り、さらりと柔らかな、喉ごしのよい、飲み飽きしない味わいです。
ぜひお試し頂ければ嬉しいです。

ホームページ内の商品紹介も間もなく変更致します。

和装の美学

2022.06.06

将棋の棋聖戦が始まりました。

タイトル保持者、藤井聡太棋聖に、盟友である永瀬拓矢王座が挑戦する五番勝負の第1戦は、二度の千日手の激闘の末、永瀬王座が勝利しました。

その永瀬王座、私はちょっとだけ気になることがあります。
それは永瀬王座が、将棋のタイトル戦の正装ともいえる和服を身に付けないことです。

基本的にいつもスーツのみ。
通常の対局では問題ないのでしょうが、タイトル戦という晴れの舞台で、将棋の美しさ、貴賓さをアピールする絶好の機会に、和服を着用しない理由が何かあるのでしょうか。

以前は永瀬先生もタイトル戦で和服を着ていました。
ただし対局の前半だけで、後半はやはりスーツに着替えての対局でした。

何かのインタビューで、永瀬先生ご本人がこの件に触れていたことがあります。
曰く、タイトル戦でのスーツ着用を対戦相手に断っていた時もあったが、毎回その事に気持ちと時間を割くのもいかがなものかと思い、最近はこの件にあえて触れなくなった、といった趣旨だったと思います。

個人的には将棋のタイトル戦の品格を保つためにも、永瀬王座にはぜひ和服を着て頂きたいと思っています。
永瀬先生とその将棋には、それだけの魅力が溢れていると思っていますので。

それとも和服を着用しない特別な理由が何かあるのであれば、このような勝手を申し上げた失礼をお許しください。

以前もうひとり、確信的にタイトル戦にスーツ着用で臨んだ棋士がいました。

島朗九段。

当時新設されたばかりのタイトル戦の最高峰、第1期竜王戦で、米長邦雄九段を相手に、島先生は全局スーツ姿で通し、見事4連勝で竜王位に就きました。

ただこの時は、島先生は将棋界きってのファッション通として知れ渡っており、ブランド品の高級スーツを対局ごとに変えて着用したのも、自身の美学を貫き通すための戦略でした。
そのため、このスーツ作戦(?)は内外ともに好意的に認知され、米長先生は将棋も服装も普段とは違った島先生の感覚に翻弄(ほんろう)されたそうです。

スーツ姿でタイトル戦を戦った棋士がもうひとりいました。
加藤一二三先生。

名人戦の中原誠名人との最終局。
詰みを発見した瞬間に「うひょーっ」と奇声を発したという逸話とともに、念願の名人位を奪取した時の加藤先生のスーツ姿は、今も多くの将棋ファンの目に焼き付いています。
愛すべき加藤先生は将棋界の常識を逸脱し過ぎていて、何だかもう、すべてが許されてしまうんですよね。

「ベートーベン全交響曲連続演奏会」

2022.05.28

WOWOWで、昨年の大晦日に東京文化会館大ホールで行われた小林研一郎が指揮する「ベートーベン全交響曲連続演奏会2021」を観ました。

観ました、と言っても、ベートーベンの交響曲全9曲の演奏をノーカットで放映する訳ですから、席を離れることもありながらの、いわゆる「ながら見」です。

それでも第9番「合唱付き」の演奏が終わり、小林研一郎がカーテンコールに包まれる場面では、不覚にも大粒の涙を流し続ける自分がいました。

小林研一郎が大好きです。
学生時代から今日まで、彼のコンサートをどれだけ聴きにいったか、数え切れません。

十八番ともいえるチャイコフスキー、ベルリオーズ。
合唱が一体となって映えるモーツァルト「レクイエム」、オルフ「カルミナ・プラーナ」、マーラー「復活」そしてベートーベン「第九」・・・。

直近では上田のコンサートホール「サントミューゼ」で開催された、群馬交響楽団のチャイコフスキー「交響曲第4番」を聴きに行き、年齢をまったく感じされないパワフルかつ繊細な、あの小林研一郎ならではのタクトを堪能して参りました。

思い返せば30年近く聴き続け、見続けてきた小林研一郎。
そして14回目を迎える今年が最後と宣言した「ベートーベン全交響曲連続演奏会」。
そのクライマックスの「炎の第九」(小林研一郎の「第九」の通称です)と、そしてすべてを演奏し切ったあとの彼の汗にまみれた満面の笑顔を観れば、心が揺さぶられないわけがありません。

次はぜひまたライブでと、小林先生の次のステージを待ち望む自分がそこにはいました。

ひとつ余談です。
小林研一郎は大の将棋好きで知られています。
さて、私が学生時代、東京文化会館へマーラーの交響曲第2番「復活」を聴きに行った時のこと。
開演前、隣の席に見た顔が座っています。
「あの・・・人違いでしたら申し訳ありませんが、もしかして将棋の青野(照市)先生ではありませんか?」
(ニッコリ笑いながら)「はい、そうです」
「え~っ、私、大ファンなんです。A級順位戦(当時)、ぜひ頑張ってくださいね。応援しています」
「ありがとう。そうそう、あちらには大内(延介)先生もいらっしゃいますよ」
「え~っ!」
小林先生の将棋人脈も恐るべし、です。

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