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1泊500円

2021.06.26

先日、同じ長野県の(とわざわざ書かねばならないのもコロナ禍の煩わしさですね)諏訪市で会議があり、親しい方から上諏訪駅からすぐのホテルを紹介して頂きました。

そしてこのホテルでの宿泊は驚きの連続でした。

驚き、その①。
宿泊料が何と500円。

このホテルの「長野県民限定500円プラン」は、「信州の宿 県民応援前売割」の5,000円が適用されるため、通常5,500円のシングルルーム料金がワイコインの500円になるのです。

当日はチェックイン時に割引適用の書類を書き込み、本当に500円だけお支払いするだけでした。

驚き、その②
何とそこに500円×4枚綴りの2,000円分の観光クーポン券が付く。

使える期間は宿泊当日と翌日の2日間のみでしたが、私は翌日上田に戻ったあと、会社近くの上田市観光会館で、地元の特選味噌を使用したレトルトカレーを2,000円分購入させて頂きました。

驚きその③

500円なのに、さらに朝食付き。
しかも宿泊中はラウンジ使い放題、ラウンジのコーヒー等のドリンク飲み放題。

朝食は「釜めし」か「洋食」のどちらかから選べます。
私は「釜めし」を選びましたが、具材もしっかりと乗って、朝食としては満足のいくものでした。

驚きその④
大浴場は天然温泉。

大浴場は上諏訪温泉の掛け流しです。
しかもセキュリティもしっかりしていて、下駄箱は鍵付き、脱衣ロッカーは暗証番号を打ち込むキーボード式で、大変安心かつ清潔でした。

驚きその⑤
素晴らしい接客。

昨年オープンしたばかりのこのホテル。
予約の際の電話対応、チェックイン時の接客等、どれをとってもホスピタリティ溢れる素晴らしいものでした。
ホテルに向かう途中、駐車場が空いているか2度電話を入れたのですが、これまた大変親身な対応を頂いて感激した次第です。
部屋もビジネスホテルのシングルルームとしては広く、そして清潔感に溢れていました。

ひとつ笑ったのは、エレベーターの中に貼られた案内を見ると、大浴場のみを利用する方の入浴料は800円とのこと。
泊まるより高いじゃん(笑)。

いずれにしても、これらの「驚き」が500円で買えたことに感動した1泊でした。

このホテルは「ネオステーションホテル上諏訪」といいます。

破損してますよ。

2021.06.19

ファイル 781-1.jpg

メーカーから届いた新品の瓶の1ケースが破損していました。

写真では分かりづらいですが、5本が粉々に割れていて、しかも見てお分かりの通り、その時の衝撃で1本は柵から飛び出して横倒しになっています。
たぶん、運送中に下に落としたのでしょうね。

普通なら怒るところでしょうが・・・今回は運送会社の若いドライバーのお兄さんにも、瓶のメーカーにも、一切腹は立ちませんでした。

それは普段から、どちらの会社も誠意ある対応を心掛けてきてくれたからです。

まず運送会社ですが、当社からお酒の輸送を頼む時、逆に資材が届く時、いつもドライバーさんが素敵な笑顔で、とても丁寧な仕事をしてくれます。
今回の破損は間違いなくこの運送会社内で起きた事なのですが、少なくともドライバーさんを怒る気には全くなれませんでした。

ドライバーのお兄さんにはその場で
・あなたのせいではないし、事を荒立てる気持ちもまったくない。
・そのかわり、この破損した分をどうするか、迅速に処理してほしい。
それだけ告げて、お茶のペットボトルを渡して帰しました。
破損した箱は彼が持って帰りました。

次に瓶メーカーに電話をして顛末を話すと、担当の男性からまず丁重なお詫びが返ってきました。
そしてほどなく、あのあとすぐに運送会社から連絡があり、相談した結果、破損分は当社の伝票から引かせて頂きますとの、これまた丁重な連絡がありました。
これにて一件落着です。

私だって普通だったら怒ります。
でも日頃の誠実なお付き合いが、このような場で形となって現れた事を逆に何だかとても嬉しく感じた、そんな出来事でした。

私の座席 2

2021.06.08

ファイル 779-1.jpg

前回の続きです。

先週の日曜日、この上田映劇で立川談慶師匠の独演会があったので行って来ました。
ちなみに演目は「粗忽長屋」と「妾馬」の2題。
絶品でした。

そう、上田映劇は映画に留まらず、このように幅広く活用されているのです。

ちなみに上田映劇で開催されたイベントで、今までで一番驚いたのは、聖飢魔Ⅱのメンバー、ACE清水のソロコンサート。
しかも2度も。

聖飢魔Ⅱはずっと大好きなので、知った時は腰が抜けそうになりましたよ。

で、念願の「私の座席」を確認してきました。

私の座席

2021.06.04

上田市内に古くからある映画館「上田映劇」。

ここで初めて観た映画は小学校5年生の時の「タワーリングインフェルノ」でした。

それから今日まで、途中東京に移り住んだ8年間を除き、一体どれだけこの映画館に足を運んだことか。
座席数わずか270のこの小さな小屋で、数限りない至福の数時間を過ごしてきました。

この上田映劇は数年前、上田市内に東宝シネマズがオープンしたあおりを受けて一度閉館しました。
しかし復活を求める熱烈な声と共に、上田映劇は蘇りました。

以降、ミニシアター系のラインナップを中心として、今も上映を続けています。

12月のこのブログで「ニューシネマパラダイス」を観に行った事を書きました。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/752.html

その時、帰り際に上田映劇を応援する思いを込めて、年会費1万円の「上田映劇特別会員」に申し込みをしました。
一番の特典は、座席の背もたれに名前の入ったプレートが貼られ、その席の「シートオーナー」になれる事です。

そして先日、半年ぶりに妻と上田映劇に足を運びました。

観た作品は「ターコイズの空の下で」。
柳楽優弥主演の、広大なモンゴルを舞台とした「ロードムービー」です。

我々は「シートオーナー」になった自分の席がどこか、当日不在だった支配人の代わりに若いスタッフに聞きました。
が、分からないとの返事。
すぐに支配人に電話で問い合わせてくれたのですが、やはり支配人も出先では分からないとの事でした。

仕方がないので、我々を含めて観客3人の館内で映画を堪能したあと、スタッフに了承を得て、277席のシートに付いたプレートを見て回りました。
しかし慌てていたせいもあり、私の名前は見つかりません。

最後は諦めて、私たちは映画館をあとにしました。

数日後、私は上田映劇に、自分の席を教えてもらうためにメールを送りました。
そうしたらすぐに支配人から丁寧な返信が届きました。
心からのお詫びとお礼がこめられた温かなメールです。

A-14。

最前列、真ん中のシマの一番右。

これが私の座席でした。

何でこの席が見つけられなかったのだろう。
つぶさに見て回ったはずなのに。
でもやっぱり嬉しい。

最前列はちょっと見づらいけれど、でも次回はこの席に座ってみたいと思います。
今度行くのは、大・大・大好きで、学生時代から数え切れないほど観た「戦場のメリークリスマス」の「4K修復版」かな。

レジでの狼狽

2021.05.29

現在スポーツニッポンでも鋭意連載中の、友人の女流官能小説家、深志美由紀(みゆき・みゆき)。

彼女の作品が月刊「新鮮小説」の最新号に掲載されるという事で、ネットで購入しようと思っていたところ、ふらりと立ち寄った馴染みの書店で棚に並んでいるのを発見しました。

買いたいのですが・・・表紙はグラマラスなお姉様のイラストが描かれた、ひと目見ただけで官能小説誌。

こっそりネットで買えよ、いやいや、ここで見つけたんだから恥ずかしがらずに今買っちゃえよ。
心の中で2つの思いが交錯します。

迷った末にグワシと本を手に取ってレジに向かったのはいいのですが・・・よりによって目の前に立っていたのはうら若き女性の店員さん。

焦った末に「あの、ですね、(表紙の「深志美由紀」の名前を指さしながら)彼女が私の友人でして」と必死で正当性を説明する私。

それに対して「そうだったんですね!」と明るく理解を示すリアクションが返ってくると思いきや・・・店員さんは無表情で「はい」と呟くと「袋に入れますか?」と、私の思いなどまるで眼中にない淡々とした対応が続きます。

いたたまれなくなった私は「恥ずかし~」とひと声発したのですが、それすらも無視されて「はい、どうぞ、ありがとうございます」と、冷静に包んだ本を差し出されました。

あとで顛末を妻に伝えると、ひとこと。
「そんなの、店員さんは何とも思っていないんだから、普通に買えばいいんだよ」

でもな~、通い慣れた地元の書店で50過ぎの男性がエッチな本を持ってレジに向かうのって、やっぱり恥ずかしかったのです。

そうまでして購入して読んだ深志美由紀の小説は、いつもに増して濃い味わいが脳裏を刺激しました。

皆さん、深志美由紀を応援してくださいね。
単行本もたくさん出ています。

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