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特典、使えますか?

2023.04.30

東京の定宿TPホテルを、公式サイトからネットで予約しました。

ちなみにこのTPホテル。
コロナ禍以前は頻繁に利用していたこともあって、利用実績に応じて決まるホテルカードのグレードは「ブルー」から「ゴールド」にランクアップされています。

しかしコロナの襲来と同時に東京へも行けなくなり、TPホテルからも足が遠のいていたここ数年でした。

今回はそんな中での久々の予約でした。

予約サイトのコメント欄には、ゴールド会員特典である「アーリーチェックイン・レイトチェックアウト」の適用をお願いしました。

そんな中、数日前にTPホテルからメールが届きました。

この1年間の利用実績が「ゴールドカード」の条件を満たさないため、あなたを「ブルーカード」に格下げします。
それがメールの内容でした。

このこと自体は、ホテルを利用していないのだから仕方がないと、すぐに割り切ることが出来ました。

しかしこのメールが届く以前に申し込んだ、ゴールド会員特典である「アーリーチェックイン・レイトチェックアウト」はどうなってしまうんだろう。
早速TPホテルのフロントに問い合わせてみました。

電話に出たフロント責任者を名乗る男性は、私の要求を極めてクールに却下しました。
「それはルールですので、申し訳ありませんが適用できません」
即答でした。

それは分かります。
確かにルールです。
しかしこれまでのTPホテルのホスピタリティであれば、私の要求を当然受け入れてくれるだろうという甘い考えもありました。
私が予約をしたのはブルー会員格下げのメールが届く前であり、さらにはこのホテルをどれだけ利用してきたか、自分なりの自負もありました。

「天から地に落とされた思いです」
私はフロント責任者の彼にそう伝えました。

自分はこのホテルがどれだけ好きで、どれだけ利用させてもらってきたかを、懇意にしているホテルスタッフの名前をひとりひとり挙げながら彼に告げました。
「それでも今回申し込んだ特典は受けられませんか?」

その次の瞬間です。
彼の声の調子が一転して変わりました。
「和田様、もちろん承ります!」
それは先ほどのクールな物言いとは180度打って変わって、明るくフレンドリーな口調でした。

私の想像ですが、彼は私と会話しながら、私の履歴データを確認していたのだと思います。
そしてたぶん私の20年以上に渡る利用実績が分かったのでしょう。

そこからは話はとんとん拍子で進みました。
彼の、ひいては大好きなこのホテルの、見たくはなかった裏の部分にはあえて目をつぶり、彼に感謝の意を伝えました。
彼の名前を再確認して「チェックインの際はお名前をお出ししたほうがよろしいですか?」と問うと、「いえ、誰であってもしっかりと対応させて頂きます」、そう返ってきました。
これぞ本来のTPホテルの姿です。

こんな顛末があった上での5月の訪問は、どのような展開が待ち受けているのでしょう?
もちろんいつものTPホテルのサービスが待っていると私は胸を膨らませています。

ゴールデンウイークのお知らせ

2023.04.23

ゴールデンウイークの営業についてお知らせします。
下記の通りです。

4月29日(土)昭和の日 休業
4月30日(日) 休業
5月 1日(月) 営業
5月 2日(火) 営業
5月 3日(水)憲法記念日 休業
5月 4日(木)みどりの日 休業
5月 5日(金)こどもの日 休業
5月 6日(土) 営業
5月 7日(日) 休業

8日(月)からは通常営業です。

ご迷惑をお掛け致しますが何とぞよろしくお願い致します。

35周年ツアーファイナル

2023.02.18

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1999年12月31日ジャスト0:00。
東京ベイNKホールのステージからひとりひとり姿を消し、この日、デビュー以来の公約であった「解散」を遂げた聖飢魔Ⅱ。

しかし彼らは5年ごとに復活し、そのつどライブを重ねては「引退したあとに観客動員を増やしていく驚異のバンド」として名を馳せてきました。

私もそのつどプラチナチケットをゲットして、長野、東京とライブに駆け付けましたが、5人の超絶かつパワフルなテクニックは、衰えるどころか回を増すごとにパワーアップしていきました。

そして今回。
10月から2月にかけて「地球デビュー35周年」のツアーが開催され、代々木第一体育館で行われたツアーファイナルの様子がWOWOWで生中継されました。

デーモン閣下をはじめとして、10万60歳を迎えるとは思えぬメンバーたちの技術に裏打ちされたプレイは今回も鳥肌もの。

閣下によると、今日のツアーはこれまでの聖飢魔Ⅱ史上、最多の観客動員数となったそうです。

そして私が心底感動したのは、ライブもクライマックスを迎えんとした時にデーモン閣下がMCで語った次のひとことでした。

「長くやって来たけれど、もはや我々には解散する理由が見当たらないんだよね」

「(コロナがあって35周年のツアーが延びたため)気が付けば『地球デビュー40周年』はもう再来年だ。メンバーはみんな身体に何らかのガタがきているので、どんな形になるかは分からないが、我々はきっと再集結する」

会場が大きな拍手に包まれたのは言うまでもありません。

それにしても「解散する理由がない」とサラリと言ってのけるカッコよさ。
メンバー同士の信頼感に裏打ちされたこの言葉。
本当にカッコいいし、素晴らしいよ。

しかも聖飢魔Ⅱは、バンドを立ち上げたダミアン浜田や、しばらく前までギターを弾いていたエース清水をはじめとして、辞めていったメンバーをもの凄く大切にしているんですよね。
現にこの日も、前ベーシストであるゾッド星島がステージに登場したし。

そしてツアーファイナルとなったライブのエンディング。

アンコールは一切無く、1999年に解散した時のように、横一列に並んだ5人のメンバーがひとりひとり踵を返して順番に背後の扉に消えていき、3時間の圧巻のステージは大きな余韻とともに幕を閉じたのでした。

閣下・殿下・和尚・代官・参謀(メンバーの敬称)、2年後の再集結を楽しみに待っています。

お気に入りの席

2023.02.13

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写真は行きつけのスターバックスの、私のお気に入りの席です。

南側の窓に面した、左側から3番目の、一人掛けのシートです。

この席が空いていると「しめた!」と思いながら一目散です。

昼でも夜でもこの席に座ると、何だかすごく気持ちが落ち着くんですよね。

いつも頼むのはホットコーヒーのショートサイズを、使い捨ての紙カップではなくてマグカップで。

以前は小腹が空いていると、それを満たすのにピッタリな「フレンチトースト」も一緒に頼んでいたのですが、ある日を境にメニューから無くなってしまいました。

カウンターにバナナが置いてあって、普段は果物を食べない私が思わず頼んだこともありました。
1本100円。
ちゃんとお皿も付いてきました。
その時は「バナナ、時々置くんですよ」と言われましたが、その後見たことはありません。
バナナ・フェアの時も置かれてなくて、「バナナ・フェアに置かずしていつ置くの?」と思ったものでした。

この席に座ると、普段はせわしなく動き続けている私が、窓外の景色を眺めながら、ついぼんやりと考え事に耽っていることに気が付きます。

このお店の雰囲気が好きで、テイクアウトの際も、ドライブスルーではなく、あえて店内に入って注文して、店内の空気に触れる毎回です。
そんな時にそのお気に入りの席が空いていると、もったいない思いでいっぱいになります。

ちなみにそのお店はスターバックス上田中央店です。

バート・ランカスター

2023.02.04

WOWOWで録画していた、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「家族の肖像」を観ました。

初めて観ましたが、素晴らしい映画でした。
公開された1978年、単館上映された岩波ホールで鑑賞したかったと改めて思いましたが、でもこれはある程度人生経験を重ねて分かる作品とも感じました。

主役は名優バート・ランカスター。

で、私はバート・ランカスターが大好きなのです。

とはいっても、彼の生涯の出演作で観たのはほんの一部で、語るには程遠い「にわかファン」です。
でも好きなんですよね。

バート・ランカスターで好きな作品は?と問われたら、一般的にはこの「家族の肖像」をはじめとして、映画史に残る傑作を挙げる方が多いでしょう。

でも私が好きなのは、中学生時代に、地元の汚い映画館で立て続けに観た「カサンドラクロス」と「合衆国最後の日」なのです。

どちらも手元にDVDがあって繰り返し観るのですが、何回観ても飽きることがない、私の大のお気に入りの2本です。

「カサンドラクロス」は、WHO本部で極秘開発中の細菌を浴びてしまったテロリストが逃走中に乗り込んだ大陸横断特急を、廃線となった崩壊寸前のカサンドラ大鉄橋を渡らせて転落させてしまおうと軍部が企て、それに気が付いた乗客が阻止しようと対決する、鉄道パニック映画です。

バート・ランカスターは列車転落を指揮するアメリカ陸軍大佐を演じていますが、とにかく渋くてカッコいい。

この映画にはその他にも、このようなジャンルの映画になぜ?と思わせる大物俳優が大勢出演しています。

ソフィア・ローレン。
リチャード・ハリス。
リー・ストラスバーグ。
エヴァ・ガードナー。
イングリット・チューリン。
マーティン・シーン。
O.J.シンプソン。
レイモンド・ラブロック。

ね、凄いと思いませんか!?

そして「合衆国最後の日」。

バート・ランカスター演じる脱走兵たち3人が、核ミサイルの基地を乗っ取り、大金とともにアメリカ大統領を人質に要求するという壮大なサスペンス映画です。
「大統領(ミスター・プレジデント)、人質はあなただ!」というキャッチコピーは今でも心に焼き付いています。

本当に面白かった!

脱走兵のリーダーを演じるバート・ランカスターはもちろんですが、同じく脱走兵のバート・ヤング(「「ロッキー」のポーリーです)、アメリカ大統領のチャールズ・ダーニング、軍隊を指揮する将軍のリチャード・ウィドマーク。
あまりにカッコいい白眉の演技に、中学生ながら心が躍りました。

ちなみにどちらの映画も音楽はジェリー・ゴールドスミス。
大好きなんです!
「カサンドラクロス」はサントラも持っています。
映画音楽の世界では、ジョン・ウイリアムズと並んで双璧だと思っています。
あ、でも、今まさに自伝映画が絶賛公開中のエンリオ・モリコーネもいますね。

という訳でバート・ランカスターと「家族の肖像」。
時間が空けばまた観ると思います。
それにしても先月のWOWOWのルキノ・ビィスコンティ特集は凄かったなあ。
録画はしたけれど制覇するのはいつになることか・・・。

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