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ワイン展

2016.02.27

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しばらく前ですが、上野の国立科学博物館の「ワイン展~ぶどうから生まれた軌跡~」に行って来ました。

東京の大学に通う息子から「ワイン展、すごく良かった」との感想が届き、それならばと出張の折に足を運んだのでした。

いざ「ワイン展」の特別展示室に入って最初に驚いた事、それは若者の多さ。
ざっと見渡して、全体の7~8割が学生と見られる若い男女です。
お酒に携わる者として新鮮な感動と喜びです。

場内は
ZONE1 ワイナリーに行ってみよう
ZONE2 ワインの歴史
ZONE3 ワインをもっと楽しむ
という3つのコーナーに分かれ、製造から味わい方まで、多角的にワインが学べる形となっています。

内容は初歩的で分かりやすく、それがまたワインを学びたい若者の集客にも繋がっているのでしょう。
2・3枚目の写真は、個人的に興味を持った「ワイン酵母」と「亜硫酸塩」の写真ですが、こういった専門的な展示は例外的でした。
(会場内は基本的に写真OKで、この計らいにも感激でした。)

展示の最後は、毎年違った芸術家がラベルのデザインを手掛けることで有名な「シャトー・ムートン・ロートシルト」の歴代のボトルがズラリ。
抜粋します。

1947年 ジャン・コクトー
1948年 マリー・ローランサン
1958年 サルバドール・ダリ
1964年 ヘンリー・ムーア
1970年 マルク・シャガール
1973年 パブロ・ピカソ
1975年 アンディ・ウォーホール
1979年 堂本尚郎
1985年 ポール・デルヴォー
1988年 キース・へリング(写真4枚目)
1990年 フランシス・ベーコン
1993年 バルテュス

こうやって列記していると改めて凄さを実感します。

質・量ともにボリュームたっぷりの約2時間。
学生の皆さんの熱気も併せて存分に堪能した価値ある時間でした。

ところで、お土産売り場で並んでいた某有名ソムリエのセレクトワイン、こういうのって儲かるんだろうなあ。