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「荒木町 長野上田の酒祭り2024」

2024.07.31

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東京四谷の片隅。
古くからの趣きを感じる小路に、隠れ家のような素敵な飲食店が数多く集まる荒木町。

そんな荒木町で、日本酒をメインで扱う6軒の飲食店と、上田の6蔵とがコラボするイベントが、先週の日曜日、猛暑の最中に開催されました。

ひとつのお店にひとつの蔵がブースを構えて、あらかじめチケットを購入したお客様をお迎えするスタイルです。

お客様はそのお店の料理と蔵元のお酒とを、決められたチケットの枚数と交換で味わえます。

私がコラボさせて頂いたお店は「オール・ザット・ジャズ」さん。

店主の生方さん(写真)とのお付き合いは長く、数多(あまた)ある四谷の酒場の中で、私の憧れの1軒でもあります。

なので今回、当蔵の相方が「ジャズ」さんと決まった時は、思わず心の中で喝采を叫んでしまいました。

そして当日、正午から始まった「酒祭り」。

定員を240名とかなり抑えめに設定していた事もあり、お客様が滞在される時間や、お酒やお料理を嗜(たしな)むテンポが、いい意味でとてもゆるやかなのが好印象。

常時、混み過ぎる事も、逆に空き過ぎる事もなく、私もお客様とゆったりとお話しする事が出来ました。

全部のお店を一周したあとに、また戻って来て下さるお客様も大勢いらっしゃり、終了の夜7時まで、荒木町の一角は、喧騒とはまたひと味違った、熱気ある賑わいに満ちていました。

打ち上げの席では、来年、第2回を行う事がほぼ内定。
荒木町での心地よいこの1日を味わえる日がまた来る事を思うと、嬉しくてなりません。

念願の富山「口岩」

2024.07.13

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数年前、富山県朝日町から富山市東岩瀬に移転した蕎麦の「口岩」。

蕎麦と日本酒を合わせる事を大前提に、地元富山の日本酒はもちろんの事、全国の地酒が揃う蕎麦の名店として、朝日町にあった頃から予約困難の人気店だった「口岩」。
富山市に移転後は人気に拍車が掛かり、私も何度予約を取ろうとしても満席で諦めざるを得ない毎回でした。

ところが今回、ひょんな事から、その願いが叶いました。

カウンターのみの店内に入ると、店主の口岩さんと女将の麻美さんが笑顔で迎えて下さいます。

あまりに嬉しさに、女将と思わずハイタッチ!

そして日本酒とともに出して頂いた「もりそば」と山形名物「だし」を乗せた「ぶっかけそば」の、その美味しさといったら。

今回は限られた時間の中での訪問だったので、次回はじっくり腰を据えて、口岩さん渾身の蕎麦のフルコースと日本酒とを味わいに、また伺います。

あまりの嬉しさに、最後は口岩さんを思わずハグして富山をあとにした、夏の日の午後でした。

サプライズな名店

2024.06.29

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「とりあえず生ビール!」

真っ先に店に着いて、他の皆さんが到着するまで喉を潤そうと頼んだ我々3人に、「お待たせしました!」と社長自ら運んで来たのが、写真のジョッキ。

写真では分かりづらいですが、実はこれ、高さ10cmほどのミニサイズ。
思わずのけぞり、ひと息置いて大爆笑する我々に、休むことなく社長のサプライズが炸裂します。

「ちゃんとしたのを持ってきますね」と言って運んできた、今度は普通の中ジョッキを「おっとっと!!」と叫びながら友人の洋服にひっくり返して、友人が叫び声を上げた・・・ところでよく見たら、浅草の合羽橋で買ってきたという、実はサンプル用の蝋細工のジョッキでした。

いざ懇親会が始まって、参加者10名の自己紹介が始まったと思ったら、またまた社長が登場して「すみません!マイクをどうぞ!!」と手渡されたのは、グリコのおまけ(分かるかな?)に付いてくるような、手のひらで握ると隠れてしまうほどのプラスチック製のちゃちで小さなマイクのおもちゃ。

この日はたまたま個室での懇親会だったのでこの程度で済みましたが、通常のカウンターに座ると、社長のいたずらはこの程度で済むはずはなく、笑いが絶えません。

ただしこのお店、料理の味も本物です。
夜の酒肴や地酒の数々は選び抜かれた逸品ですし、ランチの名物、親子丼も美味しさが炸裂します。

このお店、軽井沢の「Ogosso(オゴッソ)」といいます。

ちなみにかなり前ですが、このブログに載せた投稿です。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/157.html

酒喰洲会

2024.06.22

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今年も毎年恒例の「酒喰洲(しゅくず)会」が開催されました。

東京人形町で絶大な人気を誇る海鮮居酒屋「酒喰洲」。

その日のメニューには天然の海鮮がズラリと並び、お刺身は何と1切れから注文可能で、全国の地酒とともに楽しむ事が出来ます。

以前、常連の太田和彦さんがBSの番組でこのお店を紹介された時は、冒頭の10分で「和田龍登水」を飲んで下さっていて、まさかのこの展開に大いに感激したものでした。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/757.html

その「酒喰洲」のご主人が、年に一度お客様と蔵元を招いて開催するのがこの「酒喰洲会」です。

会場は昨年に引き続き、日本橋浜町の「プラザマーム」。
蔵元は7蔵が集いました。

ご予約されたお客様が全員ご来場されたところで、ご主人の乾杯とともに開宴です。

バイキング形式で用意された、海鮮をはじめとした料理の数々が瞬(またた)く間に無くなっていきます。

と同時に、各蔵のブースにもたくさんのお客様が詰め掛け、お酒を注ぎながらおひとりおひとりと楽しい会話で花が咲きます。

各蔵4種類×7蔵=24種類。
ほとんどのお客様が全種類を制覇されていました。

そして今年もクライマックスはご主人がボーカルを務める「酒喰洲」バンドの演奏。
プロの奏者・元オリンピック代表選手・・・驚くような経歴のメンバーを従え、会場はライブハウスへと一変します。

演奏終了後も余韻が続く中、料理やお酒が次々と空いていき、あっという間の4時間が過ぎていきました。

お客様が帰られたあとはスタッフ・蔵元、全員であと片付け。
先ほどまでの大賑わいが嘘のように、静けさが取り戻されていく会場を眺めながら、今年も「酒喰洲会」の一員として参加出来た嬉しさを改めて噛み締めたのでした。

全国アマチュア利き酒選手権 上田予選

2024.06.14

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写真上:皆さん、真剣に利き酒中
写真下:「HANA SAKE」代表の大野さんによる乾杯


上田市の全6蔵が主催して「全国アマチュア利き酒選手権 上田予選」が開催されました。

今年は約40名が参加。

2つのテーブルにはそれぞれ6種類の同じお酒が、順番を変えて並んでいます。

最初のテーブルで10分間、その6種類のお酒を利き、そのあと隣のテーブルに移動してこちらでも10分間、順番が変わった6種類のお酒を利いて当てる、というのがルールです。

ただし採点法は「嗜好順位法」という特殊なものです。
これは0点が最高で、当て損なうと100点を越えてしまう場合もあり、順位が分かりやすいという利点があります。
ただし全問正解の0点を取るのは至難の技です。

全員が利き酒を終えたあとは、採点を待ちながら、おまちかね、上田の地酒を囲んでの懇親会です。

懇親会の主催者は、上田の地酒をこよなく愛し応援して下さる団体「HANA SAKE」の皆さんです。

「HANA SAKE」代表の大野さんの乾杯のあとは、蔵元が各テーブルを回り、お酒を注ぎ合いながら楽しい会話に花が咲きます。

縁もたけなわとなった頃、いよいよ結果発表です。

シーンと静まり返る中、成績上位者が発表されます。

何と!何と!
この日は、最高得点の0点=全問正解の方が5人!!
快挙です。

しかし・・・このあとの県予選に進めるのはたった2人だけ。
厳正な(?)協議の結果、その栄えある2人が決まりました。

県予選の上位2名は次は全国大会に進めます。
県予選は1ヵ月後。
ぜひ思い切り頑張ってきてください。

参加者の皆さん、そして大野さんはじめ「HANA SAKE」の皆さん。
今年も素敵な会にして頂いて、本当にありがとうございました。

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