「和田龍登水(とすい)」新酒のトリを飾る「山恵錦(さんけいにしき)」ですが、5月下旬のリリースを予定しております。
詳細が決まりましたら改めてご案内致します。
今しばらくお待ちください。
既に発売を開始している「美山錦」「ひとごこち」「山田錦」は、おかげさまで大変ご好評を頂いております。
当ホームページ内の「和田龍登水」お取り扱い店様でお求めください。
信州上田 ほろ酔い社長がつづる日々の記録
「和田龍登水(とすい)」新酒のトリを飾る「山恵錦(さんけいにしき)」ですが、5月下旬のリリースを予定しております。
詳細が決まりましたら改めてご案内致します。
今しばらくお待ちください。
既に発売を開始している「美山錦」「ひとごこち」「山田錦」は、おかげさまで大変ご好評を頂いております。
当ホームページ内の「和田龍登水」お取り扱い店様でお求めください。
少し前に妻とふたりで、初めての鮨屋にふらりと入りました(ちなみに地元ではありません)。
比較的大箱のその鮨屋は、休日の遅い時間だった事もあり、カウンターに数組が座るだけでした。
私たちもつまみはスルーしてすぐに寿司のお任せを注文し、順番に握ってもらいながらゆっくりとビールと日本酒を嗜んでいるうちに時計は午後10時を回り、気が付くと客は私と妻のふたりだけになっていました。
店内はすでに若い衆が片付けと掃除に入っています。
食器をしまう音や、床を掃除する音が静かな店内に響いてきます。
閉店まであと30分あるとはいえ、目の前で握っている大将もたぶん時間は気になっているはず。
そう思った私は、カウンターの他のすべての席のメニューが片付けられていくのを目にしながら、手元にあった分厚いメニューをネタケースの上に置いて「これも片付けてください」と告げ、長居するつもりはない意思を示しました。
しかし大将は「ありがとうございます」と優しく答えたまま、メニューには手を振れようとはせず、(たぶんいつでも追加を頼めるよう)そのメニューは最後まで動かされる事はありませんでした。
そうこうしているうちにも店内は少しずつ片付いていきます。
酒がカラになった私は締めにお茶を飲みたいと思い、しかし今から頼むのは時間的に申し訳ないと、手付かずのままぬるくなった妻の湯飲みに手を伸ばしたその瞬間です。
「あがり一丁!カウンターのお客様!」
私たちから視線を外していたはずの大将の声が店内に響き、「はい!」と即答した若い衆によって、すぐに私の手元に熱いお茶が運ばれてきました。
大将、さり気なく見ていてくれたんですね。
ここに至って、私は大将の「時間は気にせず、閉店まではゆっくりしていってください」という思いをひしと感じ取りました。
お気持ちに甘え、閉店10分前まで食事を楽しんだ私が、お勘定の前にトイレに行こうと席を立った瞬間、これで帰るのだと勘違いした若い衆全員から「ありがとうございました!!」と大きな声を背中に浴びたのは、これはまあご愛敬です(笑)。
帰り支度をしながら財布を取り出す私たちに、入口のレジに手のひらを向けて「お勘定はあちらでお願いします」と告げる大将の言葉さえも優しく感じたのは、私の思い違いではなかったはずです。
今度こそ全員の「ありがとうございました!!」の声を聞きながら、そして下げられる事なくネタケースに乗ったままのメニューを目にしながら、お寿司の味はもちろんの事、大将のさり気ない心配りのおかげでとても楽しい食事だった、そう話しながらお店をあとにした休日の夜でした。
「和田龍登水(とすい)」新酒第三弾「山田錦」。
いよいよゴールデンウイーク明けに発売開始です。
優しく穏やかなフルーティな香り。
甘と酸との織りなすハーモニーが心地よい、ボディ豊かな深みのある味わい。
ぜひご賞味ください。
なお「和田龍登水」シリーズのトリを飾る「山恵錦(さんけいにしき)」は5月下旬にリリース予定です。
当ホームページの「『和田龍登水』お取り扱い店」様でお求めください。
和田龍登水(とすい)」の「ひとごこち」を契約栽培して頂いている、上田市の隣に位置する、東御(とうみ)市八重原まで足を運びました。
八重原は県内有数の米どころとして知られています。
その中で、極めて高品質な食用米や酒米を日本国内ひいては世界に発信し続けているのが、「太陽と大地」の若き社長、柳澤謙太郎君です。
彼の作った米は「謙太郎米」の名前で愛され、プロ・一般を問わず、愛用者は引きも切りません。
私はこの日、出来上がったばかりの「和田龍登水 ひとごこち」を謙太郎君に届けるため、八重原の地を訪問したのでした。
車から一歩降りると、遠い山々に囲まれた八重原の広大な風景にまず目を奪われます。
遥か彼方には群馬の山も見えます。
謙太郎君と一緒に田んぼの中を歩きながら、八重原の台地や風土がどれだけお米の生育に適しているか、その素晴らしさを懇切丁寧に説明してもらいます。
植えられたばかりの「ひとごこち」の小さな苗を見た時は、いとおしさに思わず胸が締め付けられる思いでした。
田んぼや施設を一通り見せて頂いたあとは、ふたりでしばし歓談です。
普段はなかなか話せないあんな事、こんな事で話の花を咲かせながら、八重原に来た嬉しさを噛み締めた、そんな午後のひとときでした。
謙太郎君、いつも心のこもった貴重なお米をありがとうございます。