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活字中毒

2025.12.21

活字中毒を自任する私は、どこに行くにも必ず本を持ち歩くのですが、何度も何度も持ち出しては、飽きることなくぼろぼろになるまで読み返している本がいくつかあります。

まずは中上健次。

私がもっとも好きな日本文学作家のひとりで、中でも頻読するのは初期の秋幸三部作といわれる「岬」「枯木灘」「地の果て 至上の時」、そしてエッセイでは「破壊せよとアイラーは言った」あたりでしょうか。

続いて「ゴッドファーザー」。

これは何度もこのブログで書いていますが、小説を読めば映画を観たくなり、映画を観たらまた小説を読みたくなる、それを何度繰り返したか分かりません。

そして今ジャンバーのポケットに突っ込んで持ち歩いているのが「羊たちの沈黙」。

トマス・ハリスは「ブラック・サンデー」も好きなのですが、出色は何といってもハンニバル・レクター・シリーズの「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」。
こちらも小説と映画の行ったり来たりを繰り返し続ける、私にとっては必携の一冊です。

あとは村上春樹の初期三部作「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」そして私が最も好きな「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」。

横溝正史の一連の作品。

あらすじを忘れた頃に読み返す、大沢在昌「新宿鮫」シリーズ。

ノンフィクションでは、元外務省のロシア外交官であり、鈴木宗男とともに逮捕され、その後連作を重ねている佐藤優の一連の作品。
中でも「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」。

挙げ始めましたが、きりがないのでこの辺にします。

ちなみに定期購読しているのは「本の雑誌」「キネマ旬報」「将棋世界」。

週刊誌では「週刊文春」「週刊新潮」「週刊ポスト」そして「ビッグコミック・スピリッツ」「ビッグコミック」「モーニング」。

要は活字だったら何でもいいのです(笑)。