記事一覧

いつものあの店

2021.04.30

ファイル 773-1.jpgファイル 773-2.jpg

平日の夕方、所用のため軽井沢へ向かいました。

コロナ禍の軽井沢。
人の姿はほぼ皆無です。
こんなに静かな軽井沢は、まるでオフシーズンの1月・2月を見ているようです。

そんな中で休息に立ち寄ったのは、旧軽井沢通りの一番奥にある、大好きな「茜屋珈琲店」。

名物の一枚カウンターの向こうから、いつものようにオーナーご夫妻が温かな笑顔で迎えてくれます。

ずいぶん前ですが、12月25日を過ぎても年賀状のデザインすら出来上がっていない中、ふと思い立って家族でこちらにお伺いして、クラシックな店内を背景に年賀状用の写真を撮らせて頂いたことがあります。
その節はわがままを聞いて頂いてありがとうございました。

さて、ゆっくり腰を落ち着けて珈琲をお願いすると、これまたいつものように、数あるブランドのカップの中からご主人が選んで、時間を掛けて丁寧に注いでくれます。

この日の1杯目はウエッジウッド。

店内の雰囲気、オーナーご夫妻のお人柄とあいまって、じっくり味わう珈琲の美味しさは格別です。

せっかくお伺いしたのでお替りを所望して、2杯目のカップはOKURA(大倉陶園)です(写真)。

軽井沢のホームに帰ってきた、そんな思いに浸って小一時間。
お店を出ると、まだ日が沈まない夕方の旧軽井沢はしんと静まり返ったままで、いつもとは違う残像を残していました。