記事一覧

富山 松乃寿司

2008.07.29

ファイル 76-1.jpg

前回より続きます。

午後7時半、富山駅からタクシーに乗って向った先は、富山市郊外にある「松乃寿司」。
初めて訪問した時から大ファンで、富山に来るとここに顔を出すのがお決まりのコースになっています。
いつも「お任せ」でお願いするのですが、その日獲れた新鮮な日本海の幸を、素材によって手を変え品を変え、これでもかこれでもかというくらい質も量も満足度いっぱいになるまで食べさせてくれる、刮目に値する一軒です。

ちなみに以前、弊社の社員旅行で北陸を訪れた際、初日の昼食をこの「松乃寿司」で取ったのですが、あまりのおいしさに社員一同が大感激、今でも語り草になっています。
ただこの時は、ここでのお昼があまりにも素晴らしかったため、その晩泊まった氷見の民宿での夕食が霞んでしまったという、何とも贅沢でもったいないオチまで付いてしまいました。

お父様と一緒にお店を切り盛りするのは若旦那の松さん。
マンガ「美味しんぼ」で、海原雄山と山岡が富山県をテーマで対決した際に、富山の食文化の担い手のひとりとして実名で登場されたりもしています。

この日も、大ぶりの岩ガキと野趣溢れる岩もずくから始まった酒肴の数々は、松さんのお父様が選んで下さった数々の地酒が進むこと進むこと。
さり気なく、既に国内で取れ始めたという松茸の土瓶蒸しが出てきたりと、いつもながら驚きと楽しみに満ちたメニューが続きます。
そして握りもお任せで、お腹がはちきれそうになるまで堪能して、あっという間の富山の夜は更けていったのでした。