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発売間近

2014.04.04

「和田龍登水 美山錦」が搾れました。
現在、タンクの中でしばらく落ち着かせています。
瓶詰め出来次第、発売を開始致します。
もう少しお待ち下さい。

なお、一歩早く発売を始めた「和田龍登水 山田錦」も、おかげ様で大変好評です。
お取り扱い頂いている酒販店様、飲食店様、そしてお買い求め頂いたお客様に心から感謝しています。

今、おひとりおひとりの顔を思い浮かべながらこの文章を打っています。
わざわざご感想をお寄せ頂いた皆様、そのお気持ちに改めて深く御礼申し上げます。
皆様のひとことひとことが何よりの励みです。

25年ぶりの邂逅

2014.03.22

先日、三重県の酒販店の専務さんから新規取引きをご希望されるお電話を頂きました。

お酒に対する大変嬉しいご感想を頂いた事に併せて、専務さんのその若々しい話し方もあって、初めてであるにもかかわらず大いに会話が弾みました。

会話が佳境を迎えた真っ只中、専務さんがいきなり切り出しました。
「大変つかぬ事を伺いますが、和田さんはもしかして以前大阪の××で修行されていた事はありませんか?」

えっ!
驚きのビンゴです。

ちなみに××とは、酒販店の跡継ぎが集まってお酒の勉強をする専門の学校でした。
酒類全般の知識に留まらず、セールス・税制・経営等、酒屋を継ぐにあたって必要な知識を、寮生活をしながら半年間に渡ってみっちりと叩き込まれました。

私は東京の大学を卒業した直後、日本酒だけでなくまずは広い意味でのお酒の勉強をするべきという父の意志を受けて大阪へ移り住んでこの学校へ通い、そのあと再度東京へ戻って当時は王子にあった国税庁醸造試験所へと進みました。

「はい、確かに私は××におりましたが・・・ええっ、もしかしてK君!?」
「やっぱりそうでしたか。Kです。『和田・長野県・和田龍』というキーワードしか覚えていなかったので、まさかなあと思いながらお電話したのですが、声もそっくりだったので勇気を出してお伺いした次第です」

何という偶然!
そう、K君と私は同期12名の一員として、××でまさに同じ釜の飯を食った仲間なのでした。

K君の顔が瞬時に脳裏に蘇ります。
いざ分かってみれば、声も当時のK君そのままです。

それからはK君と当時の思い出話で花が咲く事しばし。
25年ぶりの邂逅です。

私はこのブログで、12月に名馬プレストシンボリと共にたった一度だけ素顔を晒している事を告げると、早速直後に「頭は涼しくなっているけれど、あとは昔のままですね」という、照れ臭くも嬉しいFAXを受け取りました。

人生、どこに出会いや再会があるか分かりません。
そんな醍醐味と喜びとをしみじみと感じさせてもらったK君からの電話でした。

K君、これからもよろしく!

発売開始

2014.03.05

「和田龍登水 山田錦」の新酒は3月6日より発売を開始致します。
ぜひご賞味頂ければ嬉しいです。

当ホームページのお取扱い酒販店様にてお買い求め下さい。
また、ご不明な点は弊社までメールまたはお電話にてお問い合わせ下さい。
よろしくお願い申し上げます。

「和田龍登水 山田錦」もうすぐです。

2014.03.01

「和田龍登水 山田錦」が搾れました。
今タンクで落ち着かせている最中です。

力強さとふくらみとがきれいに調和して、キレもよく透明感あふれる、思い描いたお酒に仕上がりました。
間もなくビン詰めして発売開始です。
今しばらくお待ち下さい。

呉の「宝剣」

2014.02.22

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私が影響を受けている蔵元は県内外を問わずたくさんいます。

「宝剣」を醸す広島県呉市の宝剣酒造もそんな一軒です。

その若き蔵元兼杜氏の土井鉄也氏と出会ったのは今から何年も前のこと。
私が折に触れお世話になっている広島県福山市の「天宝一」村上社長からのご紹介でした。

私よりはるかに若い土井さんですが、その男気あふれる、そして酒造りに留まらず何事にもまっしぐらな人間性に、私は会った瞬間ひと目惚れでした。
数年前には呉市を訪れ、蔵見学もさせて頂きました。

そして「宝剣」は年を追うごとに人気が人気を呼び、今や入手困難な幻の酒に仲間入りしています。
私自身、東京へ行った時でしか「宝剣」は口にする事ができませんでした。

さて先日のこと、私が日頃から懇意にさせて頂いている地酒専門店のオーナーと、長野市の割烹で酒席を共にする機会に恵まれました。
そのお店のお酒の品揃えはもちろんそのオーナーが監修しているのですが、そこで出てきたのが、何と「宝剣」。

聞けば、彼の長年の熱意が土井さんの心を動かし、このたび取り引きに至ったとの事でした。
素晴らしい!
拍手喝采です。

そして喜びとともに口に運んだ「宝剣」の旨さよ。
飲んだ瞬間、蔵で酒造りに立ち向かう土井さんの姿がまぶたの奥に浮かび、久しぶりに土井さんに会いたい衝動に駆られた雪景色の夜でした。

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