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低アル酒の可能性

2011.01.06

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写真は今日現在の「登水・山田錦純米酒」の酒母です。
順調に育っており、この酒母をもとに、もうすぐもろみの仕込みに入ります。
3月には正式に製品として発売のご紹介できると思います。
本年度の「登水」にも乞うご期待下さい。

そして年末すべり込みセーフで発売を開始した「純米しぼりたて生原酒」。
おかげ様でご好評を頂き、12月末までの数日間で発売予定本数の半分以上を出荷することが出来ました。

ご購入頂いた皆様に心より感謝申し上げると共に、まだお試し頂いていない皆様にはぜひ旬の味わいをお楽しみ頂きたく存じます。
もし取扱酒販店さん等が分からない場合は遠慮なくご一報下さい。

さて、今日の話題です。
最近、低アルコール酒がおいしい、という話です。

以前も書いた通り、私は夜の晩酌の際には他の蔵元のお酒をズラリと並べて味わうのが常です。
そんな中、ここのところアルコール度数13度台で、驚くほどおいしいお酒が続々と出ていることに感動と驚きとを覚えています。

最近では数日前に東京駅地下の「はせがわ酒店GraSta店」で購入した、「醸し人九平次<rue Gauche>純米吟醸」と「雨後の月 特別純米山田錦」。

どちらもひと口含んだ瞬間、13度台とは思えないボディの厚さとふくよかな旨みに圧倒され、思わず「うまいっ!」と声を上げてしまいました。

これまではどちらかと言うと、低アルコール酒=アルコールに弱い方向けの飲みやすい、言い方を変えれば少し薄いお酒のイメージがありましたが、「低アル酒」という分野の新しい可能性を身を持って知らされ、私も大いに刺激を受けました。

日本酒の楽しさ、面白さは無限大、まだまだ広がります。