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サービスの温度差

2021.08.09

私が足繁く通う2軒のセブンイレブンがあります。
この2軒のサービスの温度差があまりに違う、というのが今日の話題です。

まず雰囲気。
1軒は入った瞬間に明るく、その空気感だけで買い物が楽しくなります。
もう1軒は入った瞬間に暗く、そのどんよりとした空気が心を重くしていきます。
具体的になぜかは分かりませんが、本当に入った瞬間の空気感が真逆なのです。

次に店長。
前者の店長は底抜けに明るく、私も含めて客とすれ違うたびに「こんにちは!」「おはようございます!」と笑顔で挨拶をしてくれて、レジで会計をする時も含めてお客様と会話が弾んでいる光景がいつも見られます。
私も折あるごとに気軽に声を掛けさせて頂くことはしばしばです。
後者の店長は暗く、買い物をしている客に挨拶をする事はまずありません。
レジで会計をする時も笑顔すらなく、必要最低限の言葉しか発しないその姿勢からは、客をもなてそうという思いがまったく感じられません。

そしてスタッフ。
前者のスタッフは店長譲りの教育が行き届いていて、入店した瞬間に「いらっしゃいませ!」の声で迎えられ、レジが詰まっているととすぐにもうひとりが飛んできて「隣へどうぞ!」と案内してくれ、そして店長同様、お客様と会話を弾ませています。
ちなみにこのお店にはスリランカの黒人の男子留学生がいるのですが、とにかく彼が明るくて楽しい。
「らっせー(いらっしゃい)!らっせー!今日は唐揚げが揚げたてで美味しいよ!唐揚げ!唐揚げ!」と店内中に響くほどの大声で叫ぶ彼から「今日は唐揚げ、どうですか!」と聞かれて、ついつい毎回、彼のおすすめを買ってしまう自分がいます。
そのかわり彼は、行くたびに私を見つけると必ず挨拶をしてくれて、「あ、覚えていてくれているんだ」という嬉しさとともに、その気遣いにいつも感激しています。
たぶん彼の隠れファンは相当多いのではないでしょうか、それほどの人気者です。
一方、後者のスタッフ。
こちらのお店の若いスタッフはとにかく覇気がありません。
私のほうから「袋もつけてください」と大声で言っても、直後に「袋は付けますか?」と聞き返されたことも一度や二度ではありません。
しかも皆、笑顔なく小さな声で話すので、聞き取れないこともしばしばです。
「ありがとうございました」の声も客を見ることなく、ただ小さく言葉を発するだけで気持ちがこもっていないのが歴然です。
先日は会計を済ませたあと、私が「ありがとう」と言っても「ありがとう」のひとこともなく無視されて、さすがにこの時は憮然を通り越して寂しさすら感じました。

2軒とも立地がいいので客の流れが絶えない繁忙店ですが、どちらのお店からもいろいろな意味で大いに学ぶことがある毎回です。