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恩人訪問

2019.03.02

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昨日所要で、午後4時に東京へ着き夜9時の新幹線で帰るという、まさに東京とんぼ帰りをして参りました。

幸いにも1本早い新幹線に乗れたのでふと思い立ったのが、小岩に移転して新店舗を構えた、私の恩人の酒販店訪問。
昨年移転した時から「ぜひお伺いします」と言い続けてきたのです。

まったくのノーアポ。
完全会員制のお店で配送メインのため、時には店主不在の事もあり、それならそれで仕方がないと覚悟の上での突撃でした。

小岩駅を降りて、住所をもとに頭に叩き込んだ地図を思い描きながら10分ほど歩くと・・・あっ、目印の赤い暖簾が出ています。
思わず小走りになり店の前に立つと、パソコンに向かう背中が目に飛び込んできます。

「齋藤さん!!」
そう叫びながらドアを開けると、振り返ったのが、会員制酒販店「革命君」を経営する齋藤哲雄さんでした。

まだ地元消費が9割だった頃、当社が初めて東京のイベントに参加した際に、最初に「和田龍登水」を見出して下さった1人が齋藤さんでした。

その時は地酒専門店の番頭だった齋藤さんは、それ以降、酒質に関して忌憚のない、時に厳しく、しかし愛情に溢れたアドバイスを送り続けて下さり、それが私にとっても大きな励みとなりました。

齋藤さんはその後、長期の入院生活を余儀なくされます。
しかし無事復帰を果たした齋藤さんは、やはり自分には日本酒しかないという覚悟のもと、独立されて、飲食店を対象にした会員制酒販店「革命君」を開業します。

それ以降、齋藤さんの熱意と人間性に惚れ込んだ多くの飲食店から注文が入り続け、手狭となった旧店舗から小岩の現店舗に移転したのが昨年のことでした。

私も折に触れ齋藤さんと話しては、酒質だけでなく気持ちの部分でも、多くのことを学ばせて頂く毎回です。

昨日も短い時間ではありましたが、店内を拝見させて頂きながら、齋藤さんとの充実した時間を堪能して参りました。

齋藤さん、これからもよろしくお願い致します。