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中華料理「四川や」

2012.03.01

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上田市の合同庁舎斜め前に位置する中華料理「四川や」。
私の大のお気に入りの一軒です。
10年以上前にオープンした時から、昼に夜に通い詰めています。

とにかく何を食べてもおいしい。
圧倒的な人気はゴマの風味が香るタンタン麺ですが、辛さの中に香辛料の絶妙な味わいが広がる四川麻婆豆腐をはじめ、グランドメニューのどの一品もハズレがありません。
例えば普通の炒飯なんかも、その火加減や味付けは舌を巻く旨さです。

夜の宴会も、定番コースのすばらしさはもちろんですが、もうひとつお薦めはオーナー兼シェフの山浦さんに、ある程度の好みを伝えてお任せしてしまう事。
それはそれは張り切って、創意工夫に満ちた渾身のひと皿を作ってくれます。
しかもコース料理の量の多さといったら。
五目おこげが出てきてもう満腹、これで締めかと思っていると、さらにそのあと「お米と麺、お好きなものをお作りします」と聞かれて目を白黒させる毎回です。

ちなみにシェフの山浦さんは、あの陳健一の四川飯店出身です。
四川飯店を良く知る友人によると、杏仁豆腐なんかもまさに四川飯店の味そのものなんだそうです。

さて、そんな「四川や」に昨日もランチで行ってきました。
そこで注文外でさり気なく出てきたのが、写真にもある鶏の足を揚げたもの。
実は私は鶏の足をはじめ中華のゲテモノ系も大好きでして、常々オーナーとゲテモノでフルコースをやろうと言っているほど。
コラーゲンたっぷりの足にむしゃぶりつき、数分後には骨だけが皿の上に残されました。

東京のセルリアンタワーホテル東急内にある、今や押しも押されぬ大人気店「szechwan restaurant 陳」の菰田(こもた)料理長と共に四川飯店で腕を磨いた「四川や」の山浦シェフ。
「彼には負けません」と胸を張るその言葉が決して誇張ではない事は、一度「四川や」に足を運んで頂ければ分かると思います。